「待て」ができない!ごはん前の興奮を落ち着かせる食事タイムの作り方

UZUZ Magazine #738

「待て」ができない!ごはん前の興奮を落ち着かせる食事タイムの作り方

「ごはん」の一言で、愛犬のテンションはマックスに!吠えたり、飛び跳ねたり、落ち着きがなくなってしまい、毎日の食事の準備が大変…と感じていませんか?
その興奮は、食いしん坊な愛犬のかわいい一面でもありますが、行き過ぎるとストレスの原因にもなります。
この記事では、ごはん前の興奮を穏やかな期待感に変える、簡単な食事のマナーを3ステップでご紹介します。

パステルカラーの床に置かれた空のフードボウルと、その後ろでぼんやりと座って待っている犬。

Point 01

待ちきれないのはなぜ?食への本能と興奮の関係

犬にとって、食事は生命を維持するための本能的な行動であり、大きな楽しみの一つです。
そのため、ごはんがもらえると分かると、アドレナリンが放出され、興奮状態になるのは自然なこと。
私たちの役目は、その興奮を抑えつけるのではなく、静かに待つことをゲームのように教え、穏やかな気持ちで食事を始められるように導いてあげることです。

キッチンの床に静かに座り、窓からの光を浴びている犬の横顔。

Point 02

ステップ1:「オスワリ」から始める静かな時間

フードを準備し始める前に、まず愛犬に「オスワリ」をさせましょう。そして、静かに座っていられたら「いい子だね」と優しく褒めてあげます。
もし立ち上がってしまったら、何も言わずに準備を中断します。そして、また座れたら準備を再開します。
「静かに座っていると、ごはんの準備が進む」というルールを教えてあげましょう。

フードボウルがゆっくりと床に置かれる瞬間を捉えた写真。犬の鼻先がフレームの端に辛抱強く待っているのが見える。

Point 03

ステップ2:フードボウルを使った「魔法のゲーム」

フードの入ったボウルを持ち、ゆっくりと床に下ろしていきます。もし愛犬が動いて食べようとしたら、何も言わずにスッとボウルを持ち上げます。
愛犬が戸惑って動きを止めた瞬間に、もう一度ゆっくり下ろします。これを繰り返し、ボウルが床に着くまで愛犬が動かずにいられたら、「ヨシ!」の合図で食べさせてあげましょう。
これは、犬が「どうすれば食べられるんだろう?」と自分で考える力を育てる素晴らしいトレーニングです。

💡 この記事のまとめ

毎日の食事タイムは、単なる栄養補給の時間ではありません。落ち着いて待つことを学ぶことで、愛犬は自己コントロール能力を身につけ、あなたとの信頼関係もより一層深まります。
焦らず、楽しみながら、穏やかな食事の習慣を築いていきましょう。

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