シニア犬・持病のある子へ。体に優しいクールウェアの選び方と注意点

UZUZ Magazine #259

シニア犬・持病のある子へ。体に優しいクールウェアの選び方と注意点

シニア期に入ったり、持病を抱えたりしている愛犬にとって、夏の暑さは健康を脅かす大きなストレスです。
「少しでも快適に、そして安全に夏を過ごさせてあげたい」と願う飼い主さんのために、体に負担をかけない、優しいクールウェアの選び方と使い方を専門的な視点から解説します。

柔らかいクールウェアの生地の上に、白い羽根が舞い降りる瞬間の写真。

Point 01

最優先は「軽さ」と「着脱のしやすさ」

シニア犬や関節に痛みがある子にとって、服の重さや着替えの動作は大きな負担になり得ます。
クールウェアは、何も着ていないかのような「軽量素材」のものを選んであげましょう。
また、足を無理に曲げたり持ち上げたりしなくても着せられる、前開きのマジックテープ式やスナップボタン式のデザインは、飼い主と愛犬双方のストレスを軽減してくれます。

湿ったクールウェアの生地を、人間の手が優しく触れている写真。

Point 02

過剰な冷却はNG。体を優しく冷やす素材とは?

体温調節機能が低下している犬にとって、急激な冷却はかえって体に負担をかけ、体調を崩す原因にもなりかねません。
キンキンに冷えた保冷剤を直接当てるようなタイプは避け、気化熱や接触冷感で、じんわりと穏やかに熱を奪ってくれるウェアがおすすめです。
また、肌が敏感になっていることも多いため、縫い目が少なく、肌触りの良い柔らかな素材を選んであげることが大切です。

穏やかな表情で眠っているシニア犬の横顔のクローズアップ。

Point 03

着用中のサインを見逃さないで。飼い主の健康チェック

クールウェアは万能ではありません。着用中も、愛犬の様子を常に気にかけてあげてください。
呼吸がいつもより速くないか、体が冷えすぎて震えていないか、舌の色は健康的なピンク色か、などをこまめにチェックしましょう。
少しでも異変を感じたら、すぐにウェアを脱がせて、涼しい室内で休ませることが重要です。特に心臓に持病がある場合は注意が必要です。

💡 この記事のまとめ

デリケートな状態にある愛犬の夏対策は、慎重すぎるくらいが丁度いいのかもしれません。
愛犬の小さな変化に気づけるのは、一番そばにいる飼い主さんだけです。
体に優しいウェアを選び、こまめな健康チェックを欠かさず、愛犬が穏やかで安全な夏を過ごせるよう、最大限のサポートをしてあげましょう。不安な点は、かかりつけの獣医師に相談するのも良い方法です。

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