
UZUZ Magazine #3
うちの子に合うのはどれ?毛質で選ぶドッグラン後のお手入れブラシ【長毛・短毛・巻き毛】
愛犬の美しい被毛は、その子の個性であり、健康のバロメーターです。
しかし、ドッグランで遊んだ後のケア方法は、毛質によって大きく異なります。
「よかれ」と思って使っているブラシが、実は被毛を傷つけたり、十分なケアができていなかったりすることも。この記事では、長毛、短毛、巻き毛といった毛質ごとの最適なブラシ選びを専門家の視点で解説します。
Point 01

【長毛種・ダブルコート】毛の奥まで届き、毛玉を防ぐ
ゴールデン・レトリーバーや柴犬のような長毛種やダブルコートの犬は、根元での毛の絡まりが毛玉の原因になります。
ドッグランの後は、まず毛の奥までピンが届く「ピンブラシ」で全体を優しくほぐしましょう。
その後、「スリッカーブラシ」で表面の抜け毛や小さなゴミを取り除く二段階ケアが理想です。皮膚を傷つけないよう、力を入れすぎないのがポイントです。
Point 02

【短毛種】皮膚をマッサージし、汚れを浮かせる
フレンチブルドッグやビーグルのような短毛種は、毛が短い分、ブラシが直接皮膚に当たりやすいです。
そのため、先端が硬いブラシは避け、柔らかい「ラバーブラシ」や「獣毛ブラシ」を選びましょう。
これらは血行を促進するマッサージ効果も期待でき、被毛の表面に付着したホコリやフケを優しく、しかし効果的に除去してくれます。
Point 03

【巻き毛・カーリーヘア】デリケートなカールを保ちながらほぐす
プードルなどの巻き毛は、非常に絡まりやすくデリケートです。
目の粗い「コーム」や、ピンの先が丸く加工された「ピンブラシ」を使い、毛先から根元に向かって少しずつ優しくほぐしていくのが基本です。
無理に引っ張るとカールが伸びてしまったり、毛が切れたりする原因になるため、ブラッシングスプレーを併用して滑りを良くするのもおすすめです。
💡 この記事のまとめ
愛犬の毛質を正しく理解し、それに合ったブラシを選ぶこと。それが、ドッグラン後のケアを、苦痛な作業から楽しいコミュニケーションの時間へと変える鍵です。
ぜひ、あなたの愛犬だけの「最高の一本」を見つけてあげてください。
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