「キャリーは安心な場所」に。愛犬がバッグを好きになるための3ステップ

UZUZ Magazine #460

「キャリーは安心な場所」に。愛犬がバッグを好きになるための3ステップ

お出かけの準備を始めると、愛犬がベッドの下や部屋の隅に隠れてしまう…。キャリーバッグを嫌がる姿に、心を痛めている飼い主さんは少なくありません。
無理やり入れるのはもうやめにしませんか?愛犬が自ら喜んで入ってくれるようになる、魔法のようなトレーニング方法を、今日からできる簡単なステップでご紹介します。

リビングの床に置かれた、扉が全開の犬用キャリーバッグ。中には心地よさそうなブランケットが敷かれている。

Point 01

ステップ1:恐怖心をなくす。「お部屋」として開放し、存在に慣れさせる

最初の目標は、キャリーバッグへの警戒心を解くことです。リビングなど、愛犬が普段過ごす場所にバッグの扉を開けたまま置いておきましょう。
中にお気に入りの毛布やおもちゃを入れ、「ここは安全で快適な場所だよ」とアピールします。
無理強いはせず、愛犬が自ら匂いを嗅いだり、中を覗き込んだりするのを気長に待ってください。数日間、ただの「新しい家具」として放置するのがコツです。

開いたキャリーバッグの入り口に、美味しそうな犬用おやつが一つ置かれているクローズアップ写真。

Point 02

ステップ2:「楽しい場所」と結びつける。おやつと褒め言葉の魔法

愛犬がバッグに近づくようになったら、次のステップです。バッグの近くや入り口、最終的には内部におやつを置いて、食べるのを待ちます。
少しでも中に入れたら、たくさん褒めてあげましょう。この「バッグ=楽しいこと」というポジティブな関連付けを、毎日少しずつ繰り返します。
焦りは禁物です。昨日は入ったのに今日は入らない、という日があっても、決して叱らず、また最初のステップに戻るくらいの気持ちで臨みましょう。

上から見た、天面が大きく開くトップオープン型の犬用キャリーバッグ。広々とした内部が見える。

Point 03

それでも苦手なら。出入りが楽な「トップオープン型」を選ぶという解決策

どうしても横の小さな入り口から入るのが苦手な犬もいます。狭くて暗い穴に入るような感覚が、本能的な恐怖を煽ってしまうことがあるからです。
そんな場合は、天面が大きく開く「トップオープン型」や、屋根の部分が取り外せるハウス型のキャリーを試す価値があります。
上からそっと体を包むように入れてあげられるため、犬が感じる圧迫感を大幅に軽減できる可能性があります。

💡 この記事のまとめ

キャリーバッグのトレーニングで最も大切なのは、愛犬のペースを尊重し、焦らず待つことです。「安心できる自分だけの巣穴」だと認識してくれれば、お出かけの準備はもっとスムーズで楽しい時間に変わるはず。
愛犬との信頼関係を深めながら、ゆっくりと挑戦してみてください。

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