
UZUZ Magazine #387
もう「おいで!」で悩まない。ロングリードで叶える呼び戻しトレーニング
公園でリードを離した瞬間、愛犬がどこかへ走り去ってしまったら…そんな不安から、愛犬を自由にさせてあげられないジレンマを抱えていませんか?
ロングリードは、そんな悩みを解決する最強のトレーニングツールです。安全を確保しながら、愛犬との信頼関係を築く「呼び戻し」の秘訣をお伝えします。

Point 01
なぜ呼び戻しは難しい?愛犬の”本能”と”自由”のジレンマ
愛犬があなたの呼びかけに応じないのは、反抗しているわけではありません。犬にとって、地面の匂いや動く虫、遠くの物音は、飼い主の声よりもはるかに強い刺激なのです。
リードがない状態では、その魅力的な刺激に夢中になり、あなたの声が耳に届かなくなってしまいます。
まずはこの「本能」を理解し、叱るのではなく、あなたのもとへ帰ることが”もっと楽しい”と教えてあげることが重要です。

Point 02
ロングリードが”見えない命綱”になる理由
ロングリードの最大の利点は、「失敗させない環境」を作れることです。万が一、愛犬が呼びかけを無視して走り去ろうとしても、リードがあるため物理的に確保できます。
この安心感が、飼い主の焦りをなくし、落ち着いてトレーニングに臨む余裕を生みます。
愛犬にとっても、飼い主と繋がっている安心感の中で、少しずつ「戻れば良いことがある」という成功体験を積むことができるのです。

Point 03
今日からできる!魔法の3ステップトレーニング
トレーニングは簡単です。まず、静かで安全な広い場所を選びましょう。
ステップ1:愛犬がリラックスしている時に、明るい声で名前を呼び「おいで!」と声をかけます。ステップ2:戻ってきたら、リードを少し手繰り寄せながら、大げさなくらい褒めて、特別なおやつをあげます。
ステップ3:これを何度も繰り返し、「おいで=最高に楽しいこと」と結びつけます。決してリードを強く引っ張って無理やり戻さないことが、信頼関係を築く鍵です。
💡 この記事のまとめ
ロングリードは、単なる長い紐ではありません。それは、愛犬の安全を守り、あなたとの信頼を育むための”見えない絆”です。焦らず、楽しみながらトレーニングを続ければ、いつかリードなしでも笑顔で駆け寄ってくる愛犬の姿が見られるはず。さあ、今日からその第一歩を踏み出してみましょう。
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