
UZUZ Magazine #485
子犬とシニア犬の「もしも」に。ライフステージ別・救急セットの考え方
元気いっぱいの子犬と、穏やかな時間を過ごすシニア犬。
同じ「家族」でも、注意すべきリスクや必要な備えは大きく異なります。愛犬のライフステージに合わせた救急セットで、かけがえのない毎日をより安全なものにしましょう。

Point 01
【子犬期】好奇心のリスク管理。誤飲・怪我への備え
子犬期は、あらゆるものに興味を示すため、誤飲のリスクが最も高い時期です。
救急セットには、中毒物質を誤飲した際に獣医師の指示で使えるよう、安全な催吐薬の準備を検討しましょう。また、小さな体は体温調節が苦手なため、低体温症に備えてペット用の体温計や保温シートも必須です。
これらの備えは、子犬の無邪気な探求心を、大きな事故から守るための防波堤となります。

Point 02
【シニア期】穏やかな日々のために。体調変化への備え
シニア期に入ると、免疫力の低下や持病など、日々の細やかなケアが重要になります。
日々の健康チェックに役立つ体温計や、心拍数を測るための聴診器があると便利です。また、関節の痛みや床ずれに備え、サポーターや保護パッド、保湿クリームなども加えておきましょう。
急な体調変化に気づき、迅速に対応できる環境を整えることが、シニア犬との穏やかな暮らしを支える基盤です。

Point 03
年に一度の見直しを。愛犬と「育てる」救急セット
愛犬が年を重ねるように、救急セットも一緒に成長させていく必要があります。
少なくとも年に一度、愛犬の誕生日などに中身を見直す習慣をつけましょう。使用期限のチェックはもちろん、今の愛犬の健康状態に合っているか、新しい情報はないかを確認します。
この定期的な見直しこそが、救急セットを常に「使える」状態に保ち、愛犬のライフステージに寄り添い続ける秘訣です。
💡 この記事のまとめ
子犬からシニア犬へ。愛犬の成長は、私たちに多くの喜びを与えてくれます。それに伴い、私たちの責任も変化していくのです。
ライフステージに合わせた救急セットを用意することは、愛犬への深い愛情表現の一つ。
さあ、あなたの愛犬の「今」を見つめ、最適な備えを始めましょう。
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