
UZUZ Magazine #525
もう逃げない!「肉球ケア=楽しい時間」に変える、魔法の3ステップ
「愛犬のため」と思って始めた肉球ケアなのに、クリームの容器を見ただけで逃げてしまう…。そんな「追いかけっこ」に、ため息をついていませんか?
実は、ちょっとしたコツで、そのお悩みは解決できるかもしれません。愛犬が自ら足を出してくれるような、肉球ケアを「大好き」な時間に変えるための、簡単なトレーニング方法をご紹介します。

Point 01
なぜ嫌がるの?愛犬の「イヤ!」に隠された本当の理由
犬がケアを嫌がるのには、いくつかの理由が考えられます。まず、足先は犬にとって非常に敏感な部分であり、拘束されることに不安や恐怖を感じることがあります。
また、過去に爪切りなどで嫌な経験をしたことと結びつけている可能性も。クリームのベタベタした感触や、特定の匂いが苦手というケースもあります。原因を一方的に決めつけず、愛犬の気持ちに寄り添うことが第一歩です。

Point 02
ステップ・バイ・ステップで克服!「楽しい」を教える方法
魔法の鍵は「ポジティブ・リインフォースメント(正の強化)」です。ステップ1は、まず足先に触れることに慣れさせること。一瞬触れたら、すぐにご褒美をあげて褒めます。
ステップ2は、クリームの容器を見せるだけでご褒美。匂いを嗅がせ、良いイメージを結びつけます。ステップ3で、いよいよ指に少量だけクリームを取り、一瞬だけ肉球にタッチ。できたら、最高に褒めてあげましょう。この小さな成功体験の積み重ねが、苦手意識を克服させます。

Point 03
クリームが苦手なら…形状で選ぶという選択肢
どうしてもクリームの感触が苦手な子のために、様々な形状の製品があります。例えば、手を汚さずに直接塗れる「スティックタイプ」や、広範囲に素早く塗布できる「スプレータイプ」です。
スティックタイプはベタつきが少なく、スプレータイプはマッサージが不要なのがメリット。しかし、保湿力はクリームタイプに劣る場合があるという短所も。愛犬の性格やケアの目的に合わせて、最適なものを選んであげることが、成功への近道です。
💡 この記事のまとめ
肉球ケアは、愛犬の体を守るための「作業」ではありません。信頼を育み、愛情を伝えるための「コミュニケーション」です。
焦る必要はありません。愛犬のペースに合わせて、今日の「ワンタッチ」から始めてみませんか?きっとその先には、お互いにとって幸せなケアタイムが待っています。
この記事は役に立ちましたか?