
UZUZ Magazine #85
遊び方が絆を深める。愛犬との心が通うコミュニケーション・トイ入門
愛犬におもちゃを与えてはいるけれど、いつも一人で遊ばせているだけ…。「もっと一緒に楽しみたいけれど、どう遊んでいいか分からない」と感じていませんか?
おもちゃは、犬が一人で遊ぶための道具であると同時に、飼い主と愛犬の絆を深めるための、最高のコミュニケーションツールにもなり得ます。
この記事では、おもちゃを介して愛犬との心を通わせ、関係性をより豊かにするためのヒントをご紹介します。

Point 01
ただ与えるだけはNG?おもちゃが「最高の絆ツール」になる瞬間
おもちゃをただ床に置いて「はい、どうぞ」と与えるだけでは、犬はそれを「自分の所有物」としか認識しません。しかし、飼い主が遊びの起点となることで、おもちゃは「一緒に楽しむための道具」へと意味を変えます。
飼い主が投げ、犬が追いかける。犬が持ってきて、飼い主が受け取る。この一連のやり取りの中に、ルール、信頼、そして喜びの共有が生まれます。
この「共有体験」の積み重ねこそが、何物にも代えがたい強い絆を育むのです。

Point 02
「持ってきて!」だけじゃない。一緒に楽しめる遊び方アイデア3選
定番のボール投げ以外にも、絆を深める遊びはたくさんあります。一つ目は、ロープやぬいぐるみを使った「引っ張りっこ」。力加減を教えたり、「ちょうだい」で離す練習をしたりと、ルールを学ぶ良い機会になります。
二つ目は「かくれんぼ」。飼い主がおもちゃを持って隠れ、愛犬に探させる遊びです。嗅覚を使い、飼い主を見つけた時の喜びは格別です。
三つ目は、おやつを隠せる知育トイを一緒に解いてあげること。共同作業が、愛犬に安心感と連帯感を与えます。

Point 03
遊びを通して信頼を築く。おもちゃ選びで大切な「共有」の視点
コミュニケーションツールとしておもちゃを選ぶ際は、「共有しやすさ」を意識してみましょう。例えば、ボールやフリスビーのように投げやすいもの、ロープのように両端を持てるものなどです。
大事なのは、そのおもちゃが「飼い主さんの手から、楽しいことが始まる」と愛犬に学習させること。
そのためにも、遊びの始まりと終わりは飼い主が決め、遊び終わったらおもちゃは片付けて、「特別な時間」を演出することが信頼関係の構築につながります。
💡 この記事のまとめ
忙しい毎日の中で、愛犬と向き合う時間はつい短くなりがちです。でも、一日たった5分でも構いません。
おもちゃを手に取り、愛犬の名前を呼んでみてください。きっと、キラキラした目であなたを見つめ返してくれるはずです。
その瞬間から、おもちゃはただのモノではなく、あなたと愛犬の心を繋ぐ、かけがえのない架け橋になるでしょう。
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