「遊び」が「絆」に変わる。おもちゃで深める愛犬とのコミュニケーション術

UZUZ Magazine #60

「遊び」が「絆」に変わる。おもちゃで深める愛犬とのコミュニケーション術

あなたは愛犬と、どんな「遊び」をしていますか?ただボールを投げて、持ってくるのを待つだけ…そんな一方通行なやり取りになってしまっては、もったいないかもしれません。

おもちゃは、犬と人が言葉を超えて心を通わせるための、最高のコミュニケーションツールです。遊び方を少し工夫するだけで、毎日の「遊び」の時間が、かけがえのない「絆」を育む時間へと変わります。
この記事では、おもちゃを使って愛犬との関係をより一層深めるための、具体的な方法をご紹介します。

人の手と犬の口が、パステルカラーのロープの両端を優しく持っているクローズアップ

Point 01

「持ってこい」だけじゃない!双方向で楽しむ遊びのバリエーション

定番の「持ってこい(レトリーブ)」遊びも素晴らしいですが、たまには違う遊びも取り入れてみましょう。例えば、ロープを使った「引っ張りっこ」は、犬の狩猟本能を満たし、飼い主との力比べを楽しむことができます。途中でわざと負けてあげるなど、駆け引きを楽しむのがコツです。

また、おもちゃを部屋のどこかに隠して探させる「宝探しゲーム」は、犬の優れた嗅覚を活かした遊びです。

これらの遊びの便益は、飼い主と犬が互いに働きかけ、協力することで成り立つ点にあります。この双方向のやり取りこそが、信頼関係を築く上で非常に重要なのです。

柴犬が口にくわえたボールを、飼い主の手のひらに優しく置こうとしている瞬間

Point 02

遊びを「しつけ」に繋げるトレーニングのコツ

楽しい遊びの時間は、しつけの絶好の機会でもあります。「持ってきて」おもちゃを運んできたら褒め、「ちょうだい」の合図で口から放せたらご褒美をあげる。この繰り返しで、犬は飼い主の指示に従うことと、楽しい出来事が結びつきます。

注意点として、おもちゃへの執着が強すぎる子もいます。そのような場合は、無理に取り上げるのではなく、より魅力的なおやつなどと「交換」する形で練習するのが有効です。

遊びの中にルールを設けることで、犬は興奮状態を自分でコントロールすることを学び、飼い主への集中力も高まります。

おもちゃから顔をそむけ、少し困ったような表情をしているコーギーのクローズアップ

Point 03

要注意!その遊び方、信頼関係を壊しているかも?

良かれと思ってやっている遊びが、実は犬にとってストレスになっている可能性もあります。例えば、犬が嫌がっているのに無理やり遊びを続けたり、おもちゃを口から力ずくで奪い取ったりする行為は、飼い主への不信感を募らせる原因になります。

犬は、あくびをしたり、顔をそむけたり、体を掻いたりすることで、「ストレス」や「もう終わりたい」というサインを送ることがあります。

これらのボディランゲージを正しく読み取り、犬の気持ちを尊重することが、長期的な信頼関係の構築には不可欠です。遊びの主導権は常に人が持ちつつも、犬の気持ちに寄り添う姿勢を忘れないようにしましょう。

💡 この記事のまとめ

おもちゃは、ただ犬に与えておけばよい、というものではありません。あなたが積極的に関わり、共に楽しむことで、初めてその価値を最大限に発揮します。

遊びを通して愛犬の性格や新たな一面を発見する喜びは、何物にも代えがたいものです。
さあ、今日から「遊び」の時間を、愛犬との絆を深める最高のコミュニケーションタイムに変えてみませんか?

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