
UZUZ Magazine #24
その洗い方、大丈夫?愛犬の健康を守る、給水ボトルの正しい衛生管理術
毎日愛犬が口にするものだから、給水ボトルの衛生状態は気になりますよね。ただ水で洗い流すだけでは、実は不十分かもしれません。目に見えない細菌の繁殖は、愛犬の健康を脅かす原因にも。見落としがちなポイントと、今日からできる正しいお手入れ方法を解説します。

Point 01
ぬめりの正体は『バイオフィルム』。放置が引き起こす健康リスク
ボトル内部のぬるっとした感触、その正体は「バイオフィルム」と呼ばれる細菌の集合体です。
犬の唾液に含まれる細菌が、水の中で増殖して膜を形成します。
これを放置すると、細菌が原因で下痢や嘔吐といった消化器系の不調を引き起こす可能性があります。愛犬の健康を守るためにも、毎日の洗浄は不可欠です。

Point 02
『分解・洗浄・乾燥』が基本。パーツごとの正しい洗い方
正しい洗浄の基本は「分解」「洗浄」「乾燥」の3ステップです。
まず、パッキンや飲み口など、外せるパーツはすべて分解します。次に、食器用の中性洗剤とスポンジ、細かい部分にはブラシを使って、各パーツを丁寧に洗浄します。
最も重要なのが「乾燥」。濡れたまま組み立てると、再び細菌が繁殖する原因になります。風通しの良い場所で、各パーツを完全に乾かしてから保管しましょう。

Point 03
もっと清潔に!重曹や専用ブラシを使ったスペシャルケア
普段の洗浄に加えて、週に一度はスペシャルケアを取り入れると、より清潔な状態を保てます。
ぬるま湯に重曹を溶かし、分解したパーツを30分ほどつけ置きすると、ぬめりや匂いをすっきりと落とすことができます。
また、ボトルの底や飲み口の溝など、スポンジが届きにくい場所には、専用の細長いブラシや隙間ブラシを活用するのがおすすめです。
💡 この記事のまとめ
愛犬の給水ボトルを清潔に保つことは、愛情表現のひとつです。毎日の少しの手間を習慣にすることで、愛犬にいつでも安全で美味しい水をプレゼントできます。正しい衛生管理で、愛犬の健康な毎日を支えていきましょう。
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