ドッグランで他の犬に吠えちゃう…臆病な愛犬のための社会化トレーニング術

UZUZ Magazine #632

ドッグランで他の犬に吠えちゃう…臆病な愛犬のための社会化トレーニング術

ドッグランで他の犬に会うと、すぐに吠えてしまったり、飼い主の後ろに隠れてしまったり…。
そんな愛犬の姿を見ると、「社会化に失敗したのかも」と不安になりますよね。
大丈夫です。それは愛犬からの「ちょっと怖いよ」というサイン。叱らずに、正しいステップで自信をつけさせてあげましょう。

ドッグランのフェンス越しに、遠くで遊ぶ犬たちを落ち着いて眺めている一匹の犬の後ろ姿。

Point 01

ステップ1:距離がカギ!「見せるだけ」から始める安心トレーニング

まずはドッグランの中に入らず、外のフェンス越しに他の犬たちが遊んでいる様子を「見るだけ」の練習から始めましょう。
愛犬が他の犬を見て吠えずにいられたら、すかさず褒めて、とっておきのおやつをあげます。
「他の犬がいても、落ち着いていれば良いことがある」と学習してもらうのが目的です。この練習を数回繰り返しましょう。

飼い主が優しく犬の頭を撫でて安心させている様子を捉えた、アーティスティックな写真。

Point 02

ステップ2:飼い主が「安全基地」。落ち着いた声かけの魔法

犬は飼い主の感情を敏感に察知します。「吠えたらどうしよう」というあなたの不安は、愛犬に伝わってしまいます。
深呼吸をして、リラックスしましょう。愛犬が少しでも不安そうな素振りを見せたら、「大丈夫だよ」と優しく声をかけ、体を撫でてあげてください。
あなたが「安全な場所」でいることが、愛犬の自信に繋がります。

ドッグランの隅で、飼い主から投げられたおやつを嬉しそうにキャッチする犬。

Point 03

ステップ3:成功体験で終わる。「楽しい!」を上書き保存

他の犬が少ない時間帯を選んで、ドッグランに入ってみましょう。滞在時間はたったの3分でも構いません。
愛犬が吠えずにいられた瞬間に、たくさん褒めて大好きなおやつをあげ、すぐにドッグランを出ます。
「吠える前に帰る」のがポイントです。成功体験を積み重ねることで、「ドッグランは怖くない、楽しい場所だ」という記憶に上書きしていきましょう。

💡 この記事のまとめ

愛犬が他の犬に吠えたり怖がったりするのは、決して悪いことではありません。それは自分を守るための自然な行動です。
大切なのは、飼い主が愛犬のペースを理解し、スモールステップで成功体験を積ませてあげること。
焦らず、愛犬の「できた!」を一緒に喜んであげてくださいね。

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