UZUZ Magazine #644
ドッグランの隅っこが定位置?引っ込み思案な愛犬と楽しむ3つのヒント
ドッグランに来たのに、隅っこで固まったり、飼い主さんの足元から離れなかったり…。そんな愛犬の姿を見ると、少し心配になりますよね。
でも、大丈夫。ドッグランの楽しみ方は一つではありません。引っ込み思案な愛犬のペースで楽しむためのヒントをご紹介します。
Point 01
ヒント1:「何もしない」を楽しむ。隅っこで一緒にリラックス
ドッグランの隅っこは、愛犬にとって周りを観察できる安全地帯です。無理に中央に連れて行こうとせず、まずは飼い主さんも一緒にそこに座ってみましょう。
周りの犬たちが遊んでいるのをただ眺めるだけでも、愛犬にとっては立派な社会化の勉強になっています。
「ここでは何もしなくてもいいんだよ」と、飼い主さんがリラックスした姿を見せることで、愛犬の緊張も少しずつほぐれていきます。
Point 02
ヒント2:主役は「他の犬」ではなく「飼い主さん」
他の犬や人と交流するのが苦手なら、ドッグランを「飼い主さんを独り占めできる特別な広場」と捉え直してみましょう。
周りに誰もいないスペースを見つけて、大好きなおもちゃで引っ張りっこをしたり、簡単なしつけの復習をしたり。「マテ」や「オイデ」が、いつもより刺激の多い場所でできるようになったら、たくさん褒めてあげましょう。
「ドッグラン=飼い主さんと楽しいことをする場所」と認識できれば、場所への苦手意識も薄れていきます。
Point 03
ヒント3:「匂い嗅ぎ」は大切な情報収集。満足するまで見守ろう
走り回らずに、ずっと地面の匂いを嗅いでいる子もいます。これは、その場にどんな犬が来たのか、どんなことがあったのかを調べている、犬にとって非常に重要な行動です。
不安を落ち着かせる効果もあるので、急かさずに心ゆくまでやらせてあげましょう。
匂い嗅ぎに集中している時は、周りの人や犬が気にならなくなることもあります。愛犬が自分のペースで環境に慣れるための、大切な時間だと理解してあげてください。
💡 この記事のまとめ
すべての犬が社交的である必要はありません。愛犬の個性を受け入れ、「その子らしい楽しみ方」を見つけてあげることが、飼い主さんにとっても愛犬にとっても一番の幸せです。
隅っこで過ごす時間も、二人の大切な思い出になりますよ。
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