【初心者向け】愛犬の夏バテ対策、クールウェアは本当に必要？選び方の基本を徹底解説

私たち人間は全身で汗をかき、その汗が蒸発する時の「気化熱」で体温を下げています。
しかし、犬の汗腺は主に肉球にしかなく、パンティング（舌を出してハァハァと呼吸すること）が主な体温調節の手段です。
そのため、気温や湿度が高い環境では体内に熱がこもりやすく、クールウェアは気化熱の原理などを利用して、愛犬の体を効率的に冷やすサポートをしてくれるのです。

クールウェアには、主に3つのタイプがあります。「水で濡らすタイプ」は手軽で経済的ですが、乾きやすいという短所も。
「接触冷感タイプ」は着せるだけでひんやりしますが、冷却効果の持続性は穏やかです。
「保冷剤を入れるタイプ」は冷却効果が高い一方、ウェアが重くなりがちで、低温やけどに注意が必要です。それぞれの長所と短所を理解し、愛犬の犬種やライフスタイルに合わせて選びましょう。

初めてのクールウェア選びで最も重要なのは「サイズ」です。小さすぎると動きを妨げ、大きすぎると体にフィットせず冷却効果が半減してしまいます。
次に「素材」。肌が弱い子には、柔らかく刺激の少ない素材を選びましょう。
最後に「愛犬の性格」。服を着るのが苦手な子には、着脱が簡単な前開きやマジックテープ式のものがおすすめです。