シニア犬との穏やかな毎日に。体に優しい「いたわり椅子」の選び方

UZUZ Magazine #393

シニア犬との穏やかな毎日に。体に優しい「いたわり椅子」の選び方

長年、家族の一員として癒しを与えてくれた愛犬。シニア期に入り、少しずつ体の変化が見られるようになった今、私たちができることは何でしょうか。
それは、日々の暮らしの「ちょっとした不便」を取り除き、最大限の快適さを提供してあげること。
ここでは、シニア犬のQOL(生活の質)を格段に向上させる、体に優しい椅子の選び方をご紹介します。

白髪の混じった高齢犬の足先が、柔らかいラグの上に置かれているマクロ写真。

Point 01

シニア犬の「つらい」に気づいてる?暮らしの変化サイン

以前よりソファに上り下りしなくなった、寝ている時間が増えた、小さな段差につまずくようになった。これらは、足腰の筋力が低下しているサインかもしれません。
若い頃は平気だった硬い床での長時間の休息も、シニア犬にとっては関節への大きな負担となります。
こうした小さな変化に気づき、環境を整えてあげることが、健やかなシニアライフの第一歩です。

整形外科用の犬用ベッドの素材を、手が優しく押しているクローズアップ写真。

Point 02

高さ・硬さ・素材。シニア犬のための椅子選び3つのポイント

シニア犬用の椅子で最も重要なのは「低さ」です。ジャンプせずに、楽に乗り降りできる高さのものを選びましょう。スロープ付きのタイプもおすすめです。
クッションの硬さは、柔らかすぎず硬すぎない「体圧分散性」のあるものが理想。寝たきりの時間が長くなっても床ずれを防ぎます。
素材は、滑りにくく、体温調節を助ける通気性の良いもの、そして粗相をしても手入れが簡単な防水性のあるものが安心です。

滑り止めのラグが敷かれた部屋の隅に、低い犬用椅子とブランケットが置かれている。

Point 03

椅子だけじゃない。床の工夫でつくる、もっと安全な空間

どんなに良い椅子を選んでも、そこまでのアプローチが危険では意味がありません。フローリングなどの滑りやすい床には、コルクマットや滑り止めのラグを敷きましょう。
特に、椅子の周りや、よく通る動線だけでも対策することで、転倒のリスクを大幅に減らすことができます。
愛犬が安心して自分の寝床に向かえる環境づくりも、大切なケアの一つです。

💡 この記事のまとめ

シニア期は、これまで以上に愛犬と深く向き合う大切な時間です。
言葉を話せない彼らの代わりに、私たちが体の負担を減らし、心からの安らぎを与えてあげたいものですね。
体に優しい椅子という選択で、愛犬との穏やかでかけがえのない毎日を、一日でも長く過ごしましょう。

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