
UZUZ Magazine #100
ただ投げるだけじゃない。ボール遊びが愛犬との「最高の対話」になる3つのコツ
「ボール遊びは毎日しているけど、なんだかいつも同じことの繰り返し…」。そう感じたことはありませんか?
実は、ボール遊びは単なる運動ではなく、愛犬の気持ちを理解し、深い信頼関係を築くための「最高の対話ツール」になり得るのです。
この記事では、いつものボール遊びを、言葉を超えたコミュニケーションの時間に変えるための、3つのシンプルなコツをご紹介します。

Point 01
ボールは気持ちを伝える魔法のアイテム
あなたがボールを手に取った瞬間の、愛犬の輝く瞳を思い出してください。ボールは「楽しい時間の始まり」を告げる合図であり、あなたの関心を一身に集めることができる魔法のアイテムです。
犬は、あなたがボールを投げる時の表情、声のトーン、体の動きを敏感に感じ取っています。
逆に、犬がボールを持ってくる時の仕草や表情からは、「もっと遊んで!」「ちょっと疲れたよ」といった彼らの気持ちを読み解くことができるのです。

Point 02
コツ1:「待て」と「よし」で、興奮をコントロールする
ボールを投げる前に、必ず「おすわり」や「待て」をさせ、あなたの「よし」という許可が出てからスタートするルールを作りましょう。
これは、単なるしつけではありません。犬の爆発的な興奮を一度クールダウンさせ、飼い主の指示に集中する習慣をつけるための重要なステップです。
この一瞬の「間」が、犬に「飼い主と一緒に遊んでいる」という意識を芽生えさせ、衝動的な行動をコントロールする自制心を育てます。

Point 03
コツ2:「ちょうだい」を教え、所有から共有へ
ボールを持ってきた後、なかなか離してくれない子も多いでしょう。ここで無理やり取り上げるのはNGです。代わりに「ちょうだい」というコマンドを教え、犬が自発的にボールを渡してくれたら、すぐにご褒美としてもう一度投げてあげましょう。
これを繰り返すことで、犬は「ボールを渡せば、もっと楽しいことが起きる」と学習します。
ボールは自分の所有物ではなく、飼い主と「共有」する楽しいアイテムなのだと理解させることが、深い信頼関係に繋がります。
💡 この記事のまとめ
いつもの公園、いつものボール。でも、あなたの意識が少し変わるだけで、その時間は、愛犬との絆を確かめ合うかけがえのない対話の時間に変わります。
「待て」の緊張感、「よし」の解放感、「ちょうだい」で通じ合う信頼感。ボールが紡ぐ言葉のないコミュニケーションを、ぜひ今日から楽しんでみてください。
それはきっと、あなたの愛犬との関係を、より一層深く、豊かなものにしてくれるはずです。
この記事は役に立ちましたか?