愛犬の成長をサポートする。トレーニングを効果的に進めるリードの活用術

UZUZ Magazine #125

愛犬の成長をサポートする。トレーニングを効果的に進めるリードの活用術

リードは、ただ犬を繋ぎとめておくだけの道具ではありません。正しく使えば、愛犬とのコミュニケーションを深め、トレーニングを効果的に進めるための強力なツールになります。
「言うことを聞いてくれない」「もっと絆を深めたい」。そんな風に感じているなら、一度リードの役割を見直してみませんか?愛犬の成長をサポートし、信頼関係を育むためのリード活用術をご紹介します。

飼い主がパステルグリーンのロングリードを優しく手繰り寄せている手元。背景には犬がぼけて写っている。

Point 01

可能性を広げる「ロングリード」の合図

「おいで」の練習(呼び戻し)や、「待て」のトレーニングに非常に有効なのが、5mや10mといった長さのある「ロングリード」です。
犬にある程度の自由を与えながらも、飼い主のコントロール下に置くことができるため、安全な環境で実践的な練習ができます。
リードを軽く張ったり緩めたりすることで、言葉だけでなく、身体的な合図を送ることが可能に。これにより、愛犬は飼い主の意図をより深く理解できるようになります。ただし、周囲の安全には最大限の注意を払って使用しましょう。

引っ張り防止用ハーネスの前面にあるDリングに、リードの金具が接続されている部分のクローズアップ写真。

Point 02

引っ張り癖の矯正に。ハーネスとの最適な連携

散歩中の引っ張り癖は、多くの飼い主が抱える悩みです。この矯正には、リードとハーネスの組み合わせが鍵となります。
特に、胸の前側(チェスト部分)にリードを繋ぐリングが付いたトレーニング用ハーネスが効果的です。
犬が前に引っ張ると自然に体の向きが変わるため、飼い主の方に意識を向けやすくなります。この時、リードを強く引くのではなく、犬が自分で気づくのをサポートするように、優しく合図を送ることが大切です。

犬が飼い主とアイコンタクトをしている。飼い主が持つリードは優しくたるんでおり、信頼関係を示している。

Point 03

リードは「罰」じゃない。ポジティブな関係を築く

トレーニングにおいて最も重要なのは、リードを「罰の道具」にしないことです。リードを強く引いてショックを与えたり、叱りつけたりする方法は、犬に恐怖心を与え、信頼関係を損なう原因になります。
リードは、あくまでも「合図を送る」「安全を確保する」ためのもの。おやつや褒め言葉といったポジティブな強化(ご褒美)と組み合わせ、リードを持つ飼い主のそばにいると良いことがある、と教えてあげましょう。
リードが「楽しいお散歩」の象徴になった時、愛犬との絆はさらに深まっているはずです。

💡 この記事のまとめ

リードの本当の価値は、その使い方にあります。愛犬の性格やトレーニングの段階に合わせてリードを選び、正しく活用することで、それはあなたと愛犬の心を繋ぐ最高のコミュニケーションツールへと変わります。
焦らず、愛犬のペースに合わせて、リードを通じた対話を楽しみましょう。その先には、より深く、豊かなパートナーシップが待っています。

この記事は役に立ちましたか?

0

「犬 リード」関連商品ランキング

レビュー件数が多い人気のアイテムをチェック!

トップ > お役立ち記事一覧 > 愛犬の成長をサポートする。トレーニングを効果的に進めるリードの活用術
都道府県からドッグランを探す
北海道・東北 関東 北陸・甲信越 東海 近畿 中国・四国 九州・沖縄 特長からドッグランを探す