
UZUZ Magazine #324
アレルギーの子でも安心!おやつ選びの新常識と注意点
愛犬が体を痒がったり、お腹の調子が悪かったり…。「もしかして、食べ物が原因?」と不安に思うことはありませんか?
食物アレルギーは、多くの飼い主さんが直面する悩みです。
この記事では、アレルギーを持つ愛犬のために、安心して与えられるおやつの選び方と、よくある誤解について詳しく解説します。

Point 01
その症状、食物アレルギーかも?見極めのサイン
食物アレルギーの症状は様々ですが、代表的なものに「皮膚の痒み」があります。特に、耳、目の周り、口の周り、足先、お腹、内股などを頻繁に舐めたり掻いたりする場合は注意が必要です。
その他にも、フケ、脱毛、下痢や嘔吐といった消化器系の症状として現れることもあります。
これらのサインが見られたら、自己判断せず、まずは獣医師に相談することが重要です。

Point 02
アレルゲンを避ける!代替タンパク質という選択肢
犬の食物アレルギーの原因(アレルゲン)となりやすいのは、牛肉、鶏肉、乳製品、小麦、大豆などのタンパク質です。獣医師の指導のもと、アレルゲンを特定したら、それらの食材が含まれていないおやつを選ぶ必要があります。
最近では、鹿肉、馬肉、カンガルー、魚など、犬がこれまで食べた経験の少ないタンパク質(新奇タンパク質)を使用したおやつが注目されています。
これらはアレルギー反応が出にくいため、安心して与えられる可能性が高い選択肢です。

Point 03
『グレインフリー』なら安全?誤解と真実
『グレインフリー(穀物不使用)』のおやつも人気ですが、これには一つ注意点があります。グレインフリーは、あくまで小麦やトウモロコシといった「穀物」にアレルギーがある犬のためのものです。
もし愛犬のアレルゲンが鶏肉なのであれば、グレインフリーであっても鶏肉が含まれていればアレルギー反応は起きてしまいます。
大切なのは、『グレインフリー』という言葉に惑わされず、原材料をしっかり確認し、愛犬のアレルゲンが含まれていないかを見極めることです。
💡 この記事のまとめ
アレルギーを持つ愛犬のおやつ選びは、確かに簡単ではありません。しかし、正しい知識を持てば、選択肢は必ず見つかります。
最も大切なことは、飼い主さんだけで悩まず、専門家である獣医師と相談しながら進めることです。
愛犬が美味しく、そして安心して食べられるおやつを見つけて、楽しい毎日を過ごさせてあげましょう。
この記事は役に立ちましたか?