
UZUZ Magazine #450
プロは使い分けている。愛犬のケアを格上げする「ブラシ複数持ち」のすすめ
「ブラシは、とりあえず一本あれば十分でしょ?」そう思っていませんか?もちろん、一本でもケアは可能です。しかし、もしあなたが愛犬のケアをもう一歩、上のレベルへ引き上げたいなら。
複数のブラシを目的別に使い分ける「複数持ち」という選択肢を考えてみてはいかがでしょうか。

Point 01
Step 1: 毎日の基本ケア用「ピンブラシ」 or 「ラバーブラシ」
まず基本となるのは、毎日の軽いもつれを取り、血行を促進するためのブラシです。長毛種なら、先端が丸く加工された「ピンブラシ」が最適。
短毛種であれば、マッサージ効果も期待できる「ラバーブラシ」が良いでしょう。
これらはデイリーユースの基本アイテム。愛犬がリラックスできる、優しい使い心地のものが理想です。

Point 02
Step 2: 抜け毛対策用「スリッカーブラシ」
換毛期など、特に抜け毛が気になる時期のスペシャルケアには、アンダーコートを効率的に除去できる「スリッカーブラシ」を投入しましょう。
毎日使うには刺激が強すぎるため、週に1〜2回の使用が目安です。
基本のブラシで表面を整えた後に使うことで、皮膚への負担を減らしながら、効果的に不要な毛を取り除くことができます。

Point 03
Step 3: 仕上げと艶出し用「獣毛ブラシ」
すべてのケアが終わったら、最後に「獣毛ブラシ」で仕上げます。このひと手間が、被毛の表面のホコリを取り除き、根元から毛先まで皮脂を行き渡らせ、プロが仕上げたような輝きを生み出します。
静電気も起きにくくなるため、乾燥する季節には特に重宝します。
まさに、ケアを格上げするための「最後のピース」と言えるでしょう。
💡 この記事のまとめ
シャンプーを使い分けるように、ブラシも目的別に使い分ける。この発想の転換が、あなたの愛犬のケアを劇的に変えるかもしれません。
いきなり全てを揃える必要はありません。
まずは基本のブラシに、もう一本、あなたの目的に合ったブラシをプラスすることから始めてみませんか?
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