
UZUZ Magazine #509
シニア犬のQOL向上へ。健康を守る「ケア・ハット」という新習慣
愛犬がシニア期に入り、以前よりも体温調節が苦手になったり、日差しを眩しがるようになったり…そんな変化に、心を痛めている飼い主さんも多いのではないでしょうか。
実は「帽子」が、そんなシニア犬の毎日をそっと支えるケアアイテムになることがあります。
この記事では、ファッションとしてだけでなく、愛犬のQOL(生活の質)向上のために役立つ「ケア・ハット」の役割と、選び方の注意点について解説します。

Point 01
体温調節をサポート。夏も冬も快適に
年齢を重ねると、犬も自律神経の働きが衰え、体温調節が難しくなります。夏の強い日差しは熱中症のリスクを高め、冬の寒さは体力を奪います。
夏は遮熱性・通気性に優れた素材の帽子で頭部を熱から守り、冬は保温性の高いニット帽などで体温が奪われるのを防ぎましょう。小さな工夫が、シニア犬の快適さに繋がります。

Point 02
眩しさから目を守る。白内障・眼病ケア
白内障などで目が白っぽくなってきたシニア犬は、光を非常に眩しく感じることがあります。つばの広い帽子は、直射日光や地面からの照り返しを遮り、目の負担を和らげてくれます。
散歩中に目を細めたり、立ち止まったりする様子が見られたら、それは眩しさのサインかもしれません。帽子を被せてあげることで、散歩がもっと楽しく、快適になる可能性があります。

Point 03
シニア犬だからこそ。負担の少ない帽子の選び方
シニア犬に帽子を選ぶ際は、何よりも「軽さ」と「柔らかさ」が重要です。重い帽子や硬い素材は、首や肩に負担をかけてしまう恐れがあります。
肌触りの良いオーガニックコットンや、伸縮性のある柔らかな生地を選びましょう。着脱が簡単なデザインであることも、お互いのストレスを減らすための大切なポイントです。
💡 この記事のまとめ
愛犬との時間は、一日一日がかけがえのない宝物です。ケア・ハットという新しい習慣は、言葉を話せない愛犬の「ちょっと辛い」に寄り添い、穏やかな毎日をサポートする優しい選択肢。
愛犬の状態をよく観察し、負担の少ない帽子で、これからも続く幸せな時間を守ってあげましょう。
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