
UZUZ Magazine #515
ハンディファンは万能じゃない?愛犬と夏を乗り切るトータル暑さ対策
夏の暑さ対策として、手軽なハンディファンが注目されています。
しかし、「これさえあれば万全」と考えてしまうのは少し危険かもしれません。
愛犬を深刻な熱中症から守るためには、ハンディファンを「数ある対策の一つ」と捉え、他の方法と組み合わせることが不可欠です。今回は、より安全な夏を過ごすための、総合的な暑さ対策をご紹介します。

Point 01
基本のキ:環境を整える『時間と場所の選択』
どんな冷却グッズを使うよりもまず大切なのは、暑い環境そのものを避けることです。
夏の散歩は、日差しが強くアスファルトが熱い日中を避け、早朝や日没後の涼しい時間帯に行いましょう。
室内では、エアコンやサーキュレーターを活用し、犬が常に快適な室温で過ごせる環境を維持することが基本中の基本です。

Point 02
体の内と外から冷やす『水分と冷却ウェア』
体の内側から冷やす水分補給は、絶対に欠かせません。
いつでも新鮮な水が飲めるようにし、散歩の際には必ず携帯用の水筒を持参しましょう。
また、水で濡らして使うクールウェアやクールバンダナは、気化熱を利用して直接的に体温の上昇を抑えるのに非常に効果的です。ハンディファンの風を当ててあげると、さらに冷却効果が高まります。

Point 03
補助アイテムとしての『ハンディファンの役割』
ハンディファンは、これらの基本的な対策を補う「プラスアルファ」のアイテムとして非常に優れています。
例えば、クールウェアの気化を促進させたり、散歩中の短い休憩時にピンポイントで涼を送ったり、車内の空気を循環させたり。
他の対策と組み合わせることで、ハンディファンはその真価を発揮し、愛犬の快適さを一段と高めてくれるのです。
💡 この記事のまとめ
愛犬の命を守る夏の暑さ対策は、一つの方法に頼るのではなく、複数の対策を組み合わせる「合わせ技」が重要です。
ハンディファンを賢く活用しながら、時間帯の工夫、水分補給、冷却グッズなどを総合的に取り入れ、万全の体制で厳しい夏を乗り切りましょう。
あなたの正しい知識が、愛犬の健康で楽しい夏を守ります。
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