
UZUZ Magazine #553
犬が嫌がらない!獣医師に学ぶ、日焼け止めの正しい塗り方とコツ
せっかく愛犬のために日焼け止めを用意したのに、塗ろうとすると逃げ回ってしまう…。そんな経験はありませんか?
無理やり塗ろうとすると、愛犬にとって日焼け止めが「嫌なもの」になってしまいます。
ここでは、愛犬との信頼関係を壊さずに、スキンシップの一環として楽しくケアできる日焼け止めの塗り方とコツをご紹介します。

Point 01
ステップ1:まずは『慣れる』ことから始めよう
いきなり体に塗るのではなく、まずは日焼け止めの容器や中身に慣れてもらう時間を作りましょう。
飼い主さんの手に少量の日焼け止めを出し、その匂いを嗅がせてあげてください。「これは危ないものではないよ」と伝えることが大切です。
舐めても安全な製品であれば、少しだけ舐めさせて味に慣れさせるのも良い方法です。焦らず、遊び感覚でポジティブな印象を持たせましょう。

Point 02
ステップ2:『塗る場所』と『順番』が重要
全身に塗る必要はありません。紫外線が当たりやすい「鼻筋」「耳の先」「お腹」「内股」など、毛の薄い部分に絞って塗りましょう。
塗る順番もポイントです。まずは背中など、触られてもあまり気にしない部分からスタートします。
そして「上手だね!」とたくさん褒めてあげながら、徐々に顔周りやお腹などのデリケートな部分に進んでいくと、犬もリラックスして受け入れやすくなります。

Point 03
ステップ3:『ご褒美』で楽しい習慣に
日焼け止めを塗り終わったら、必ず大好きなおやつをあげたり、おもちゃで遊んであげたりして、たくさん褒めてあげましょう。
これを繰り返すことで、犬は「日焼け止めを塗られると、良いことがある」と学習します。
「お散歩前の楽しい儀式」として習慣化できれば、毎日のケアが苦痛ではなく、愛犬との大切なコミュニケーションの時間に変わるはずです。
💡 この記事のまとめ
犬への日焼け止めは、「作業」ではなく「コミュニケーション」です。
愛犬の気持ちに寄り添い、ポジティブな経験として結びつけてあげることが何よりも大切。
今日から「褒める」「ご褒美」をキーワードに、愛犬との新しいスキンシップを始めてみませんか。
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