UZUZ Magazine #625
ボーダーコリーも柴犬も大満足!中型犬の犬種別ドッグラン完全活用術
一口に「中型犬」と言っても、その犬種や個性によって、必要な運動量や楽しみ方は全く異なります。体力自慢の牧羊犬もいれば、マイペースな日本犬もいます。
愛犬の特性を理解し、その子に合ったドッグランの活用法を知ることで、満足度は格段にアップするはずです。ここでは、タイプ別に最適なドッグランでの過ごし方を提案します。
Point 01
【高エネルギータイプ】ボーダーコリー・ジャックラッセル等
ボーダーコリーやオーストラリアンシェパードのような牧羊犬種は、ただ走るだけでは満足できないほどの知性と体力を持ち合わせています。そんな彼らには、頭を使うゲームが不可欠です。
フリスビーやボールを使った長距離の「持ってこい」で運動能力を刺激しつつ、「待て」や「放せ」といったコマンドを組み込むことで、知的な欲求も満たしてあげましょう。持久力があるので、時間をかけてじっくり遊ぶのがポイントです。
Point 02
【マイペースタイプ】柴犬・コーギー等
柴犬やコーギーのような犬種は、独立心が高く、自分のペースで行動することを好みます。他の犬と群れて遊ぶよりも、フィールドの匂いをじっくり嗅いだり、周囲の様子を観察したりすることに楽しみを見出す子も多いです。
無理に遊びに誘う必要はありません。飼い主さんは少し離れた場所から見守り、愛犬が自分の世界に没頭する時間を尊重してあげましょう。満足すれば、自分から飼い主さんの元へ戻ってくるはずです。
Point 03
【年齢別】子犬・シニア犬の適切な利用時間
犬種だけでなく、年齢もドッグランの利用法を決める重要な要素です。骨格が未発達な1歳未満の子犬は、長時間の滞在や激しい運動は避けるべき。15〜30分程度、他の犬との挨拶に慣れるくらいが丁度良いでしょう。
一方、体力が落ちてくるシニア犬も、無理は禁物です。若い犬にぶつかって怪我をしないよう、シニアエリアを利用したり、空いている時間帯を選んだりする配慮が必要です。日光浴と軽い散策を楽しむくらいの気持ちで利用しましょう。
💡 この記事のまとめ
大切なのは、「他の犬と同じように」ではなく、「うちの子らしく」楽しむことです。
愛犬の犬種、性格、年齢を深く理解し、その子にとって最高のドッグラン体験をプロデュースしてあげてください。
それが、愛犬の心と体の健康、そして飼い主さんとの揺るぎない絆に繋がるはずです。
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