UZUZ Magazine #645
滞在5分からでOK!ドッグランを「人慣れの教室」にする超基本ステップ
「ドッグランは走り回る場所」と思っていませんか?実は、人や犬に慣れるための絶好の「教室」にもなるんです。
ここでは、ドッグランの雰囲気に圧倒されてしまう超初心者ワンコのために、場所慣れから始めるスモールステップをご紹介。焦らず一歩ずつ進みましょう。
Point 01
ステップ1:目標は「入って、出る」だけ!入口での成功体験
最初の目標は、ドッグランの中で遊ぶことではありません。ただ「入口を無事通過して、すぐに出る」だけで100点満点です。
リードをつけたままゲートをくぐり、一歩中に入ったら、すぐに大好きなおやつをあげてたくさん褒めてあげましょう。
そして、すぐにUターンして外に出ます。滞在時間はほんの10秒でOK。「怖いことが起こる前に終わった」「良いことがあった」という経験が、次への自信に繋がります。
Point 02
ステップ2:フェンス際をぐるり。安全地帯ウォーキング
入口をクリアできたら、次はリードをつけたまま、フェンス際をゆっくり歩いてみましょう。他の犬がいる場合でも、中央のエリアには入らず、あくまで外周を歩くのがポイントです。
フェンス際は、何かあってもすぐに外に出られるという安心感があります。
愛犬が周りの様子を気にしながらも、飼い主さんと一緒に歩くことができたら、「上手だね」と声をかけ、おやつをあげてください。一周できなくても、途中で引き返しても大丈夫です。
Point 03
ステップ3:滞在時間を少しずつ延ばす「5分ルール」
フェンス際を落ち着いて歩けるようになったら、いよいよ滞在時間を延ばしてみましょう。最初は「5分」と時間を決め、タイマーをセットするのがおすすめです。
その5分間は、隅っこで匂いを嗅いだり、飼い主さんとマッサージをしたり、リラックスして過ごします。タイマーが鳴ったら、愛犬が「もっといたい」と思っていても、そこで切り上げます。
「物足りない」くらいで終えることで、「ドッグランは楽しい場所、また来たいな」という気持ちを育てることができます。少しずつ滞在時間を延ばしていきましょう。
💡 この記事のまとめ
ドッグランでの人慣れは、短距離走ではなくマラソンのようなもの。一進一退を繰り返しながら、少しずつ慣れていきます。
愛犬の小さな成長を見つけて褒めてあげる、そのプロセス自体を楽しんでみてください。きっと、愛犬との絆がもっと深まるはずです。
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