ドッグランが怖い愛犬へ。無理なく楽しむためのスモールステップガイド

UZUZ Magazine #703

ドッグランが怖い愛犬へ。無理なく楽しむためのスモールステップガイド

みんなが楽しそうに走るドッグランで、愛犬が隅っこで固まっていたり、飼い主さんの後ろに隠れたり…。
そんな怖がりな愛犬の姿を見ると、切なくなってしまいますよね。
でも、焦る必要はありません。愛犬のペースに合わせて、少しずつ「楽しい場所」だと教えてあげるための、優しいステップをご紹介します。

屋外で空中の匂いを嗅いでいる一匹の犬の鼻のクローズアップ。

Point 01

ステップ1:まずは「音と匂い」に慣れることから

最初からドッグランの中に入る必要はありません。まずはドッグランが見える、少し離れたベンチに座って、愛犬と一緒におやつを食べながらリラックスして過ごしましょう。
ドッグランから聞こえる犬の声や楽しそうな雰囲気を、「怖くない、安全なもの」として体験させることが目的です。
愛犬がリラックスしている様子なら、たくさん褒めてあげてください。この「何もしない時間」が、大きな自信に繋がります。

誰もいない広々としたドッグランを、一匹の犬が自由に探検している。

Point 02

ステップ2:「貸し切り」または「犬が少ない時間帯」を狙う

他の犬がいると緊張してしまう子なら、まずは他の犬がいない環境でドッグランに慣れさせましょう。
平日の早朝や、雨上がりの時間帯などは、利用者が少ない傾向にあります。または、貸し切り利用ができる施設を探すのも良い方法です。
誰にも邪魔されない空間で、自由に匂いを嗅いだり、探検したりさせてあげましょう。「ここは自分のテリトリーだ」と安心できれば、次のステップに進みやすくなります。

飼い主の手が、安心しきった表情で目を閉じている一匹の犬の頭を優しく撫でている。

Point 03

ステップ3:相性の良い「お友達」と挨拶から

場所に慣れてきたら、いよいよ他の犬との交流です。いきなり元気な犬の輪に入れるのではなく、まずは穏やかで落ち着いた性格の犬と、短時間だけ挨拶させてみましょう。
飼い主さん同士で事前に「うちの子は少し怖がりなので」と伝えておくとスムーズです。
無理に遊ばせようとせず、同じ空間にいるだけでOK。少しでも落ち着いていられたら、その場を離れてたくさん褒めてあげましょう。成功体験を積み重ねることが大切です。

💡 この記事のまとめ

怖がりな愛犬にとって、ドッグランは大きな挑戦です。飼い主さんが焦らず、愛犬の気持ちに寄り添い、小さな「できた」を一つひとつ褒めてあげることが、何よりも大切です。
いつか愛犬が自分の足で楽しそうに駆け出す、その日を信じて、ゆっくりとサポートしてあげてください。

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