UZUZ Magazine #945
その水、本当に安全?ドッグランでの給水ボトル代用時に守りたい衛生&熱中症対策
楽しいドッグラン。愛犬が思い切り走った後、ゴクゴクと水を飲む姿は微笑ましいですよね。でも、その水分補給、衛生面や安全面は本当に万全ですか?
「みんなが使っているから大丈夫」と共有の水飲み場を使ったり、代用品の管理を怠ったりすると、思わぬ健康トラブルにつながることも。
今回は、愛犬の健康を守るために、ドッグランでの水分補給に関する衛生管理と、特に夏場に気をつけたい熱中症対策について詳しく解説します。
Point 01
なぜ個別の水入れが必要?共有水飲み場の隠れたリスク
ドッグランに設置されている共有の水飲み場やボウルは、とても便利ですが注意が必要です。
不特定多数の犬が利用するため、他の犬の唾液を介して病気(ケンネルコフなど)がうつる可能性があります。
特に、まだ免疫力の低い子犬や、持病のあるシニア犬はリスクが高まります。愛犬の健康を守るためにも、専用の給水ボトルや、清潔な代用品を必ず持参するようにしましょう。
Point 02
安全な代用品の選び方と、使用後の正しいお手入れ方法
代用品を選ぶ際は、素材の安全性を第一に考えましょう。「BPAフリー」と表示されているプラスチック製品や、食品グレードのシリコン製品がおすすめです。
そして、使い終わった後のお手入れが最も重要です。
1. ドッグランから帰宅したら、すぐに食器用洗剤で丁寧に洗います。
2. 特に折りたたみボウルの溝や、容器のフチは汚れが残りやすいので念入りに。
3. 洗浄後は、風通しの良い場所で完全に乾燥させましょう。湿ったままだと雑菌が繁殖する原因になります。
Point 03
見逃さないで!熱中症を防ぐ水分補給のタイミング
特に気温が高い日は、熱中症に細心の注意が必要です。「犬が欲しがるまで待つ」のではなく、飼い主さんが積極的に水分補給を促してあげましょう。
**水分補給のベストタイミング**
- ドッグランで遊び始める前
- 15〜20分間遊んだ後の休憩中
- 他の犬との激しい追いかけっこが終わった後
一度に大量の水を飲ませると、胃拡張などの原因になることもあります。休憩をこまめに取り、少量ずつ飲ませることを心がけてください。
💡 この記事のまとめ
ドッグランでの水分補給は、ただ喉の渇きを潤すだけではありません。愛犬を病気や熱中症から守るための、とても重要な健康管理の一部です。
正しい知識を持って、安全で衛生的な水分補給を心がけること。それが、飼い主として愛犬にできる最大の愛情表現の一つです。
万全の対策で、いつものドッグランを、もっと安全で楽しい場所にしていきましょう。
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