UZUZ Magazine #1008
もしも愛犬がボールを誤飲したら?飼い主が知っておくべき緊急時のサインと対処法
考えたくはないけれど、万が一の事態は突然やってきます。「さっきまで遊んでいたボールの破片がない…もしかして飲み込んだ?」
そんな時、冷静に行動できますか? パニックにならず、愛犬の命を救うためには、正しい知識と事前の準備が不可欠です。
この記事では、犬がボールを誤飲した時に見られる危険なサインと、飼い主が取るべき具体的な行動をステップ・バイ・ステップで解説します。
Point 01
見逃さないで!誤飲を疑うべき危険なサイン
誤飲した直後は、無症状なことも少なくありません。しかし、時間が経つにつれて以下のような症状が現れたら、すぐに動物病院へ連絡してください。
繰り返し吐こうとする、何度もえずく、食欲が全くない、元気がない、ぐったりしている、お腹を触られるのを嫌がる、といった症状は、腸閉塞などの重篤な状態を示唆している可能性があります。
Point 02
【STEP1】まずは落ち着いて状況確認
パニックは禁物です。まずは深呼吸をして、状況を整理しましょう。
「いつ」誤飲した可能性があるのか、「何(ボールの種類や素材)」を、「どのくらいの大きさ」飲み込んだのかを把握します。
可能であれば、残っているボールの破片などを保管しておくと、獣医師が診断する上で非常に重要な情報となります。
Point 03
【STEP2】自己判断はNG!すぐに動物病院へ連絡
インターネットで調べて自己流の対処をするのは絶対にやめてください。無理に吐かせようとすると、食道や気管を傷つけたり、吐瀉物が詰まって窒息したりする危険があります。
必ず、かかりつけの動物病院に電話で連絡し、先ほど確認した状況を正確に伝えてください。
獣医師の指示に従い、落ち着いて病院へ向かいましょう。夜間や休診日の場合は、地域の夜間救急動物病院をすぐに探せるよう、事前に連絡先をリストアップしておくと安心です。
💡 この記事のまとめ
愛犬の「もしも」に備えることは、飼い主の重要な責任です。誤飲のサインを知り、緊急時の連絡先を準備しておくだけで、救える命があります。
この記事を読んだ今日、ぜひかかりつけの病院と、夜間救急病院の電話番号をスマートフォンの一番わかりやすい場所に登録しておきましょう。その一手間が、愛犬の未来を守るお守りになります。
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