
UZUZ Magazine #193
シニア犬との暮らしを豊かに。歯と体に優しいおやつの選び方
愛犬がシニア期に入り、「昔のように硬いものが食べられなくなった…」「食が細くなった気がする」と感じていませんか?
年齢を重ねることで生じる変化は自然なことですが、少し寂しさを感じるかもしれません。しかし、シニア期にはシニア期ならではの「食の楽しみ」があります。
この記事では、噛む力が弱くなったシニア犬でも安心して楽しめる、体に優しいおやつの選び方と与え方の工夫をご紹介します。愛犬の穏やかな笑顔を引き出すヒントがここにあります。

Point 01
シニア犬のおやつ選び、3つのチェックポイント
シニア犬のおやつを選ぶ際に、特に気をつけたいポイントは3つ。「①柔らかさ・噛みやすさ」「②消化のしやすさ」「③必要な栄養素」です。
硬すぎるおやつは歯や顎に負担をかけるだけでなく、丸呑みして喉に詰まらせる危険もあります。
また、消化機能も若い頃より低下しているため、消化に良い原材料でできているか、脂肪分が高すぎないかも確認しましょう。

Point 02
「噛む力」に合わせた形状と硬さの見極め方
おやつの硬さを見極める簡単な方法は、手で割ってみることです。ポキっと簡単に割れるものや、指で押すと少しへこむくらいの弾力があるものが良いでしょう。
ボーロやウェットタイプのジャーキー、ペースト状のおやつは、噛む力が弱い子でも楽しめます。
ドライフルーツや野菜をぬるま湯で少しふやかして与えるのも、風味が増して食欲を刺激する良い方法です。

Point 03
健康をサポートする「機能性おやつ」という選択
シニア期には、関節の健康をサポートするグルコサミンやコンドロイチン、目や脳の健康を維持するDHAやEPAなどが配合された「機能性おやつ」も選択肢の一つです。
これらはあくまで栄養補助の役割ですが、毎日のおやつタイムで手軽に健康ケアができるというメリットがあります。
ただし、持病がある場合や薬を服用している場合は、必ず獣医師に相談してから与えるようにしてください。
💡 この記事のまとめ
年齢を重ねた愛犬と過ごす時間は、かけがえのない宝物です。おやつの時間を「食べさせる」時間から、「一緒に楽しむ」時間へと変えていくことで、愛犬のQOL(生活の質)はさらに向上します。
愛情のこもった体に優しいおやつで、穏やかで幸せな毎日をサポートしてあげましょう。あなたの小さな工夫が、愛犬の大きな喜びに繋がります。
この記事は役に立ちましたか?