成犬からでも遅くない!「社会化のやり直し」で本当に大切な3つのこと

UZUZ Magazine #685

成犬からでも遅くない!「社会化のやり直し」で本当に大切な3つのこと

「子犬の頃、忙しくて社会化を十分にしてあげられなかった…」「保護犬を迎えたけど、人や犬に慣れていないようだ」。そんな風に、愛犬の社会化について後悔や不安を感じていませんか?
「社会化期は過ぎたからもう手遅れ」なんてことは決してありません。成犬の社会化で本当に大切な、3つの心構えと具体的な方法をお伝えします。

穏やかなアプローチを象徴する、滑らかな表面に置かれた一本の完璧な羽。

Point 01

大切なこと1:無理に交流させない。「量より質」を心掛ける

子犬の社会化期とは違い、成犬になってからの社会化は「たくさんの犬や人に会わせること」が目的ではありません。
むしろ、無理に挨拶させたり、ドッグランに連れて行ったりすることは、恐怖体験を植え付け、逆効果になる可能性があります。
大切なのは、ポジティブで穏やかな経験を一つずつ、丁寧に積んでいくことです。

公園のベンチに静かに座り、穏やかに遠くを見つめるラブラドール。

Point 02

大切なこと2:「落ち着いて見る」練習から始める

まずは、公園のベンチなど、少し離れた場所から他の犬や人が通り過ぎるのを一緒に眺めてみましょう。
この時、愛犬が興奮したり怖がったりしない、十分な距離を保つことがポイントです。
落ち着いて見ていられたら、優しく褒めておやつをあげます。「他の犬や人がいても、何も怖いことは起きない」と、安心感を育ててあげましょう。

信頼と絆を象徴する、人の手が優しく犬の前足を握っているクローズアップ写真。

Point 03

大切なこと3:何よりも「飼い主さんとの信頼関係」を深める

成犬の社会化で最も重要なのは、飼い主さんとの信頼関係です。「この人と一緒なら大丈夫」と愛犬が心から思えるようになれば、未知の状況にも少しずつ対応できるようになります。
日常のブラッシングや、楽しいトレーニング、一緒にリラックスする時間などを通じて、「あなたの飼い主で良かった」と思ってもらえるような関係を築いていきましょう。
それが、外の世界へ踏み出す一番の力になります。

💡 この記事のまとめ

成犬からの社会化は、愛犬の個性を深く理解し、絆をより一層深める素晴らしい機会です。「失敗した」と過去を悔やむのではなく、これからの時間を大切に、愛犬のペースでゆっくりと歩んでいきましょう。焦らなくて大丈夫です。

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