UZUZ Magazine #722
「ピンポーン!」はリラックスの合図に。来客時の興奮を笑顔に変えるハウストレーニング
来客のたびに愛犬が吠えたり飛びついたりして、お客様に気まずい思いをさせていませんか?
実は、ちょっとした工夫で「ピンポーン」というチャイム音を、興奮のスイッチではなく、楽しいトレーニングの合図に変えることができます。落ち着いてお客様を迎えられる、スマートな愛犬を目指しましょう。
Point 01
嬉しすぎ?警戒心?チャイムに興奮する理由
犬がチャイムに反応するのは、「知らない人が来た!」という警戒心や、「大好きな人が来た!」という嬉しさの表れです。
この興奮した状態のままお客様と会わせてしまうと、「興奮すれば人に会える」と学習し、飛びつきや吠えが習慣化してしまいます。
大切なのは、チャイムが鳴ってもまずは落ち着くことを教えることです。
Point 02
ステップ1:ハウスが「安心基地」になる魔法
まず、クレートやベッドを「お仕置きの場所」ではなく「最高にリラックスできる場所」にしましょう。
普段から、ハウスの中でおやつをあげたり、特別なおもちゃで遊ばせたりして、「ハウス=良いことがある場所」と関連付けます。
「ハウス」の号令で自分から喜んで入るようになったら、第一段階はクリアです。
Point 03
ステップ2:チャイム音を使った「ご褒美タイム」練習
家族に協力してもらい、実際にチャイムを鳴らしてもらいます。
1. チャイムが鳴ったら、「ハウス」の号令で愛犬を安心基地へ誘導します。
2. ハウスの中で落ち着いていられたら、たくさん褒めて、とっておきのおやつ(長持ちするガムなど)をあげましょう。
3. この練習を繰り返すことで、「チャイムが鳴る→ハウスで待つ→良いことがある」という新しい学習が成立します。
💡 この記事のまとめ
最初はうまくいかなくても、根気強く続けることが大切です。来客は、愛犬の成長をお客様に見せられる絶好のチャンス。
落ち着いてお客様を迎えられる自慢の愛犬を目指して、日々のトレーニングを楽しんでください。
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