激しい運動はもう不要。シニア犬と楽しむ、心と体にやさしいボール遊び入門

UZUZ Magazine #99

激しい運動はもう不要。シニア犬と楽しむ、心と体にやさしいボール遊び入門

かつては元気にボールを追いかけていた愛犬が、最近はすぐに疲れてしまう。その姿に、寂しさを感じていませんか?
しかし、年を重ねることは、楽しみを諦めることではありません。遊びの形を少し変えるだけで、シニア犬の心と体にやさしい、新しい楽しみを見つけることができます。
この記事では、激しい運動をせずとも愛犬の五感を満たす、穏やかで豊かなボールとの付き合い方をご提案します。

白髪まじりのシニア犬が、柔らかいピーチ色のボールに顎をのせてくつろいでいる。

Point 01

なぜ「やさしい遊び」がシニア犬に必要なのか

シニア犬になると、関節や心臓への負担が大きくなるため、若い頃のような激しい運動は避けるべきです。
しかし、何もしなければ筋力や認知機能の低下を早めてしまう可能性があります。
「やさしい遊び」は、身体的な負荷を最小限に抑えつつ、脳に適度な刺激を与え、気分の落ち込みを防ぐ効果が期待できます。飼い主との穏やかな触れ合いは、シニア犬に安心感を与え、QOL(生活の質)を維持する上で欠かせないのです。

緑の芝生の上に、布でできた手触りの良さそうなボールが一つ置かれている。

Point 02

五感を刺激する、新しいボール遊びのアイデア

シニア犬とのボール遊びは、発想の転換が大切です。例えば、音が鳴るボールをカーペットの下に隠して、嗅覚と聴覚で探させる「宝探しゲーム」はどうでしょう。
柔らかい布製のボールを、足元で優しく転がしてあげるだけでも、良い刺激になります。
また、中にハーブなどを入れて香りを楽しめるボールは、リラックス効果も期待できます。大切なのは、愛犬の反応を見ながら、何が心地よいのかを一緒に探していく姿勢です。

人間の手が、シニア犬の鼻先に優しくボールを差し出している様子。

Point 03

無理なく楽しむために。飼い主ができる3つの配慮

シニア犬と遊ぶ際には、いくつか配慮すべき点があります。まず、一度の遊び時間は短く、5分から10分程度にしましょう。愛犬が「もう少し遊びたい」と思うくらいで切り上げるのがベストです。
次に、足腰に負担のかからない、滑りにくい床や柔らかい芝生の上で遊んであげてください。
そして何より、遊びを強要しないこと。「今日は乗り気じゃないな」と感じたら、無理強いせず、そっと撫でてあげるだけでも素晴らしいコミュニケーションになります。

💡 この記事のまとめ

愛犬が年を重ね、できないことが増えていくのは自然なことです。しかし、その変化の中にこそ、新しい発見と喜びが隠されています。
ボールというツールを通して、愛犬の新たな一面に触れ、穏やかで深い絆を育んでいきませんか。
あなたの少しの工夫と配慮が、愛犬のかけがえのないシニアライフを、もっと豊かで幸せなものにしてくれるはずです。

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