他の犬とのトラブル回避！ドッグランでの「光のコミュニケーション」入門

カーミングシグナルとは、犬が自分や相手を落ち着かせるために見せる、ボディランゲージのこと。「あくびをする」「地面の匂いを嗅ぐ」などが代表的です。
暗いドッグランでは、こうした繊細なサインを飼い主が見逃しやすく、犬同士の緊張に気づけないことがあります。
ライトを付けていれば、愛犬や他の犬の体の向き、表情、仕草がぼんやりとでも見えるようになり、トラブルを未然に防ぐきっかけになります。

ライトを使って、他の犬との適切な距離感を保つ練習をしてみましょう。
**ステップ1**：まず、他の犬（のライト）が遠くに見えたら、「ワンちゃんがいるね」と優しく声をかけ、愛犬の意識を飼い主に向けさせます。
**ステップ2**：すれ違う際は、愛犬を自分の横に付け、弧を描くようにゆったりと避けましょう。直線的に向かっていくと、相手の犬にプレッシャーを与えてしまいます。
**ステップ3**：無事にすれ違えたら、たくさん褒めておやつをあげましょう。「他の犬と落ち着いてすれ違えると良いことがある」と学習させてあげることがポイントです。

自分の愛犬が見やすいようにと、強力すぎるライトを使うのはマナー違反になることがあります。
特に、ヘッドライトのような強い光は、他の犬や飼い主さんの目をくらませてしまい、かえって危険です。
犬に装着するライトは、あくまで位置を知らせるための優しい光のものを選び、他の利用者への配慮を忘れないようにしましょう。