「おやつがないと動かない…」は卒業!愛犬のやる気を引き出すトレーニング術

UZUZ Magazine #188

「おやつがないと動かない…」は卒業!愛犬のやる気を引き出すトレーニング術

しつけやトレーニングに欠かせない「おやつ」。しかし、「おやつがないと言うことを聞かない」「おやつ目当てで、集中力が続かない」といった新たな悩みを抱えていませんか?
それは、おやつの使い方に原因があるのかもしれません。
この記事では、おやつを「ご褒美」から「最強の学習ツール」へと変える、科学的根拠に基づいたテクニックをご紹介します。

クリッカーと豆粒サイズのトレーニング用おやつを乗せた人の手のひら。隅にはボーダーコリーが集中した様子で鼻を近づけている。

Point 01

トレーニング用おやつは「小さく、特別」が基本

トレーニングを効果的に進めるには、おやつ選びが重要です。飲み込むのに時間がかからず、すぐに次の指示に移れるよう、小さく柔らかいものが理想的。
また、普段の食事とは違う「特別なご褒美」を用意することで、愛犬のモチベーションを最大限に引き出すことができます。
ドライフードを一粒ずつ与えるだけでも、立派なトレーニング用おやつになりますよ。

人の手から投げられたおやつが、お座りして待つプードルの口元で空中に静止しているストップモーション風の写真。

Point 02

成功の鍵は0.5秒。褒めるタイミングの重要性

犬が「自分のどの行動が褒められたのか」を理解するためには、タイミングがすべてです。
望ましい行動(例:お座り)ができた瞬間に「よし!」と褒め言葉をかけ、間髪入れずにおやつを与えましょう。
この「行動→褒め言葉→おやつ」の流れを徹底することで、犬は何をすれば良いかを的確に学習していきます。

おやつを持たずに、ダックスフントの顔の横で「いいね」のポーズをする人の手。褒めることによる報酬を表現している。

Point 03

「おやつ依存」を防ぐ、ランダム報酬の魔法

一度覚えた行動に対して、毎回おやつを与えていると「おやつがないならやらない」という状況に陥りがちです。
そこで有効なのが「ランダム報酬」。できた時に必ずおやつをあげるのではなく、褒め言葉だけの時、撫でるだけの時、そしておやつをあげる時、と報酬をランダムにするのです。
これにより、犬は「いつ貰えるかわからない」という期待感から、常に行動を試みるようになります。

💡 この記事のまとめ

おやつは、使い方次第で愛犬との関係をより深く、よりポジティブなものに変える魔法のアイテムです。しかし、その使い方を間違えれば、新たな問題を生むことも。今日から「タイミング」と「ランダム報酬」を意識して、愛犬とのトレーニングを一段上のレベルへ引き上げてみませんか?

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