「服、いやだ!」クールウェアを嫌がる愛犬と心を通わせるためのヒント

UZUZ Magazine #249

「服、いやだ!」クールウェアを嫌がる愛犬と心を通わせるためのヒント

「愛犬の健康のために買ったのに、固まって動かなくなってしまう」「着せようとすると、唸ったり逃げたりする…」
良かれと思って用意したクールウェアを愛犬が嫌がってしまうのは、飼い主さんにとって、とても悲しく、悩ましい問題です。
でも、諦めるのはまだ早いかもしれません。犬の気持ちに寄り添い、少しの工夫とトレーニングを重ねることで、愛犬がウェアを受け入れてくれる可能性は十分にあります。

不安そうな表情を浮かべるダックスフントの瞳を写した、感情に訴えかけるクローズアップ写真。

Point 01

STEP 1:なぜ嫌がる?犬の視点から理由を探る

まず、愛犬がなぜウェアを嫌がるのか考えてみましょう。理由は一つではありません。体が締め付けられる「圧迫感」、濡れた生地の「不快感」、あるいはウェアの「重さ」が原因かもしれません。
また、過去に服を着せられた時に嫌な経験をしたトラウマが影響している可能性も。
愛犬の様子をよく観察し、「固まる」「体をかく」「震える」といったストレスサインを見逃さないことが、解決への第一歩です。

床に置かれたクールウェアを背景に、飼い主の手が犬用のおやつを優しく差し出しているポジティブなイメージの写真。

Point 02

STEP 2:焦りは禁物。「ウェア=楽しいこと」と結びつける

ウェアを「克服すべきもの」ではなく、「楽しいことの合図」に変えていきましょう。まずはウェアを見せるだけで、おやつをあげて褒めることからスタートします。
次に、匂いをかがせたらおやつ。首を通したらおやつ。袖に片足を通したらおやつ、というように、一つのステップをクリアするたびに、たくさん褒めてご褒美をあげてください。
この「ポジティブ・トレーニング」の鍵は、絶対に無理強いしないこと。愛犬が嫌がるそぶりを見せたら、すぐに中断し、一つ前のステップに戻りましょう。

雲のように柔らかく重ねられたパステルカラーの軽量生地の上に、一枚の羽が乗っている、素材の軽さを強調した写真。

Point 03

STEP 3:ウェアそのものを見直すという選択肢

トレーニングを重ねてもうまくいかない場合、ウェアそのものが愛犬に合っていないのかもしれません。特に、圧迫感を嫌う子には、伸縮性の高いストレッチ素材がおすすめです。
また、頭から被せるタイプが苦手なら、お腹側を面ファスナーで留めるベストタイプや、足を通さないマントタイプを試してみる価値はあります。
軽量で、肌触りの良い素材を選ぶことも重要です。飼い主さんが触ってみて「気持ちいい」と感じるものは、愛犬にとっても快適な可能性が高いでしょう。

💡 この記事のまとめ

愛犬がクールウェアを嫌がるのは、あなたを困らせたいからではありません。ただ、不快な何かを伝えようとしているだけなのです。
そのサインを正しく受け止め、焦らず、愛犬のペースに合わせてゆっくりと向き合ってみてください。
「ウェアを着ると、楽しい散歩に行ける!」と愛犬が理解してくれた時、クールウェアは夏の脅威から身を守る鎧から、楽しい冒険へのパスポートに変わるはずです。

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