シニア犬・持病のある子のために。もしもに備える『おうち救急セット』

UZUZ Magazine #408

シニア犬・持病のある子のために。もしもに備える『おうち救急セット』

穏やかな寝息、ゆっくりとした足取り。シニア犬や持病のある子と過ごす時間は、愛おしさに満ちています。そのかけがえのない日常を、一日でも長く、穏やかに守りたい。そう願うのは、飼い主として当然の気持ちです。

そんな彼らのためには、一般的な救急セットに加えた「我が子のためだけの特別な備え」が、何よりの安心材料になります。

眠っているシニア犬の白くなった鼻先の、非常にクローズアップされた写真。

Point 01

加齢や持病と向き合う。『ヒヤリ』の瞬間を想定する

シニア期に入ると、若い頃にはなかったような変化が現れます。足腰が弱り、ふらついて家具に体をぶつけたり、寝ている時間が長くなることで床ずれができやすくなったり。

また、心臓病や腎臓病などの持病がある場合、急な体調の変化も考えられます。こうした「起こるかもしれない未来」を具体的に想像し、それに備えることが大切です。

日毎に分けられたピルケースと、メモ帳、ペンがリネンの布の上に置かれている写真。

Point 02

かかりつけ医と相談し、我が子だけのリストを作成

シニア犬や持病のある子の救急セットの核となるのは、かかりつけの獣医師の指導です。緊急時に備えて、常備薬を少し多めに処方してもらえるか相談してみましょう。

また、食欲が落ちた時に備えた栄養補助食や流動食、投薬を助けるゼリーや、体を清潔に保つためのドライシャンプーなどもリストに加えると安心です。これらは「治療」ではなく、あくまで「急場をしのぐ」ためのものと理解しておきましょう。

救急箱の側面にクリップで留められた、緊急連絡先が書かれたカードのクローズアップ写真。

Point 03

情報も一緒に保管。緊急連絡網の『見える化』

救急セットの近くには、モノだけでなく「情報」も一緒に保管しておくことが極めて重要です。

かかりつけの動物病院、夜間救急病院の電話番号、愛犬の持病、アレルギー、服用中の薬の名前と量を明記したカードを用意し、救急箱に貼っておきましょう。万が一、飼い主さん自身が動けない場合でも、家族や他の人がスムーズに対応できる体制を整えておくのです。

💡 この記事のまとめ

日々の細やかな観察と、愛情のこもった備え。その両輪が、シニア期や闘病中の愛犬との、かけがえのない時間を支えてくれます。

あなたの存在そのものが、愛犬にとって一番の安心です。その上で、形ある備えをプラスすることで、どんな時も落ち着いて、優しく寄り添うことができるでしょう。まずはかかりつけの先生に、我が子のための備えについて相談してみてください。

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