UZUZ Magazine #679
ドッグランで「呼んでも戻らない!」を解決。遊びとトレーニングを両立する呼び戻し術
広いドッグランで楽しそうに走り回る愛犬。でも、いざ帰ろうと名前を呼んでも、全く戻ってこない…そんな経験はありませんか?
無理に追いかけると、愛犬は「鬼ごっこだ!」と勘違いして、ますます捕まらなくなってしまいます。この記事では、愛犬が喜んであなたの元へ戻ってくるようになる、ポジティブな呼び戻しトレーニングの3つの秘訣をご紹介します。
Point 01
秘訣1:「戻ると遊びが終わる」の誤解を解く
愛犬が戻ってこない最大の理由は、「飼い主の元へ行くと、楽しい時間が終わってしまう」と学習しているからです。この誤解を解くために、ドッグランの最中に何度も呼び戻しの練習をしましょう。
名前を呼んで、愛犬が来たら最高に褒めて特別なご褒美をあげ、すぐに「よし、遊んでおいで!」と解放してあげます。これを繰り返すことで、「戻ってもまた遊べるし、良いことがある!」と学習し、喜んで戻ってくるようになります。
Point 02
秘訣2:日常から始める「戻りたい!」気持ちの育て方
呼び戻しは、ドッグランでいきなり成功するものではありません。まずは、家の中やお庭など、誘惑の少ない場所で練習を重ねましょう。
かくれんぼのように、愛犬の名前を呼んで、見つけられたらたくさん褒めて遊んであげます。「飼い主さんのところへ行くこと」自体を、楽しいゲームにしてしまうのです。この楽しい経験の積み重ねが、どんな場所でも戻ってくるための土台となります。
Point 03
秘訣3:捕まえない、追いかけない。最後の切り札の使い方
もし、どうしても戻ってこない時は、追いかけずに逆の行動を試してみましょう。愛犬に背を向けてしゃがんでみたり、「バイバイ」と言って出口の方向に歩き始めたり(フリでOKです)。
また、キュッと音の鳴るおもちゃを鳴らしたり、持ってきたおやつ袋をガサガサさせたりするのも効果的です。愛犬の「何だろう?」という好奇心を刺激し、自ら近寄ってくるように仕向けましょう。
💡 この記事のまとめ
ドッグランでの呼び戻しは、愛犬との信頼関係を測るバロメーターのようなものです。叱って言うことを聞かせるのではなく、愛犬が「あなたの元へ帰りたい」と心から思えるような関係を築くことが何より大切。日々のコミュニケーションを楽しみながら、最強のパートナーシップを育てていきましょう。
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