UZUZ Magazine #588
もう焦らない!ドッグランで愛犬が吠え始めた時の「スマートな対応術」
どんなに準備をしても、ドッグランで愛犬が突然吠え始めてしまうことはあります。
そんな時、一番大切なのは飼い主さんがパニックにならないこと。
この記事では、万が一の時に備えて、初心者でも冷静に、そしてスマートに対応できる具体的な3ステップをご紹介します。
Point 01
ステップ1:まずは「距離」を取って落ち着かせる
愛犬が吠え始めたら、その対象(他の犬など)から物理的に距離を取ることが最も効果的です。
叱りつけたり、リードを強く引っぱったりすると、余計に興奮や不安を煽ってしまいます。
**具体的な行動:**
1. 「行こう」など、優しく声をかけます。
2. リードを短く持ち、愛犬をそっと誘導して、他の犬がいないランの隅や出口付近に移動します。
3. 飼い主さん自身が深呼吸をして、リラックスすることを心がけましょう。あなたの落ち着きが愛犬にも伝わります。
Point 02
ステップ2:おやつで「注意」をポジティブに逸らす
吠える対象から気を逸らすために、おやつを使います。
これは「吠えたからおやつをあげる」のではなく、「飼い主さんに集中できたら良いことがある」と教えるためです。
**具体的な行動:**
1. 距離を取って少し落ち着いたら、愛犬の名前を呼びます。目が合ったらすぐに褒めておやつをあげます。
2. 小さくて匂いの強いおやつを数粒、地面にパラパラと撒いて、匂いを嗅がせる「ノーズワーク」をさせるのも効果的です。下を向いて匂いを嗅ぐ行動は、犬を落ち着かせる効果があります。
3. 「おすわり」など簡単な指示を出し、できたら褒めておやつをあげ、自信を取り戻させてあげましょう。
Point 03
ステップ3:「勇気ある撤退」で楽しい思い出を守る
もし愛犬がなかなか落ち着かなかったり、何度も吠えを繰り返したりするなら、その日は無理せず切り上げるのが賢明です。
「ドッグラン=嫌な場所」という記憶を残さないことが、何よりも大切です。
**具体的な行動:**
1. 「今日は楽しかったね、おしまい」と明るく声をかけ、笑顔でリードをつけます。
2. ドッグランを出た後、近くを少しお散歩してクールダウンさせてから車に乗せるなど、最後までポジティブな雰囲気で締めくくりましょう。
3. 今日の滞在時間が10分でも、それは失敗ではありません。「10分間、落ち着いて過ごせた」という成功体験なのです。
💡 この記事のまとめ
ドッグランで吠えてしまうのは、決してあなたのしつけが悪いわけではありません。
大切なのは、起きてしまった時にどう対応するかを知っておくこと。
この3ステップを心に留めておけば、どんな時も愛犬の最高の味方でいられます。自信を持って、また挑戦してみてくださいね。
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