UZUZ Magazine #943
ドッグランで水を飲まない…は代用品で解決?「飲む練習」3ステップと給水マナー
「ドッグランに連れて行っても、興奮しちゃって全然お水を飲んでくれない」「共有の水飲み場は衛生面が心配…」そんなお悩みはありませんか?
実は、ドッグランでのスムーズな水分補給には、ちょっとしたトレーニングとマナーが鍵になります。
今回は、給水ボトルの代用品を使いながら、愛犬がどんな場所でも落ち着いて水を飲めるようになるための、ポジティブな練習方法を3つのステップで解説します。
Point 01
ステップ1:お家で「代用品」に慣れる練習
新しいものに警戒心の強い子もいます。まずは、ドッグランで使う予定の代用品(折りたたみボウルやタッパーなど)を、お家のリラックスできる環境で好きになってもらいましょう。
1. 代用品のボウルにおやつを数粒入れて、犬に探させます。見つけて食べられたら、たくさん褒めてあげましょう。
2. 次におやつと一緒に少量の水を入れます。おやつを食べながら水に口がつくことに慣れさせます。
3. 最後に水だけを入れて、飲んでくれたら「上手だね!」と褒めて、特別なおやつをあげます。これを繰り返すことで、「このボウル=良いことがある」と学習してくれます。
Point 02
ステップ2:ドッグランの「隅っこ」で飲む練習
お家で上手に飲めるようになったら、いよいよドッグランでの実践です。ただし、着いてすぐに他の犬がたくさんいる場所で試すのはNG。
まずはリードをつけたまま、他の犬が少ない隅の方や、出入り口から離れた静かな場所に移動します。
そこで愛犬が少し落ち着くのを待ってから、お家で練習した代用品のボウルを差し出してみましょう。飲んでくれたら、静かに、でもたくさん褒めてあげてください。最初は一口でも飲めたら大成功です!
Point 03
ステップ3:周りも自分も快適!スマートな給水マナー
上手に水分補給ができるようになったら、次はマナーも意識してみましょう。
他の犬が遊んでいる通路の真ん中で水を飲ませると、ぶつかってしまったり、他の犬が横取りしようとしてトラブルになることも。
給水はフィールドの端の方で行うのが基本です。また、飲み終わった後の残った水は、その場に捨てるのではなく、植え込みや排水溝まで持っていって静かに捨てるのがスマートなマナーです。
💡 この記事のまとめ
ドッグランで水を飲まないのは、多くの場合「飲めない」のではなく「飲むための心の余裕がない」だけ。
今回ご紹介したステップで少しずつ練習すれば、どんな場所でも上手に水分補給ができるようになります。
ポジティブなトレーニングとスマートなマナーを身につけて、愛犬の健康を守りながら、ドッグランでの時間を最高に楽しいものにしてくださいね。
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