シニア犬・持病のある子のために。ドッグランでのクールウェア安全活用ガイド

UZUZ Magazine #1148

シニア犬・持病のある子のために。ドッグランでのクールウェア安全活用ガイド

体温調節が苦手なシニア犬や心臓に持病のある子にとって、夏のドッグランは大きなリスクを伴います。でも、大好きな場所を諦めさせたくはない…そんな飼い主さんの想いに寄り添います。

クールウェアを『安全なお守り』として活用するための、獣医学的な視点も交えた注意点と選び方を詳しく解説します。

穏やかな表情で眠るシニア犬の顔のクローズアップ写真。

Point 01

なぜ特に配慮が必要?シニア犬が抱える熱中症リスク

シニア犬は、心肺機能や代謝の低下により、若い頃のようにうまく体温を下げることができません。また、喉の渇きに気づきにくくなるため、脱水症状に陥りやすい傾向もあります。

クールウェアは体温の上昇を緩やかにする助けになりますが、万能ではありません。ウェアを着せているからと過信せず、常に愛犬の様子を観察することが何よりも大切です。

羽のように軽く宙に舞う、犬用クールウェアの生地の写真。

Point 02

「軽さ」と「着心地」が命。体に負担をかけないウェアの選び方

シニア犬や療養中の子には、まず「軽量」であることが絶対条件です。水を含んだ際に重くなる素材は避け、できるだけ薄手で軽いものを選びましょう。

素材は、肌触りが優しく、関節の動きを妨げない伸縮性の高いものが理想的です。着脱時に体に負担がかからないよう、お腹側がマジックテープやスナップボタンで開閉できる前開きタイプが特におすすめです。

クールウェアを着た犬の体を優しく触って確認している飼い主の手。

Point 03

「冷やしすぎ」に注意!ドッグランでの安全チェックリスト

冷たいウェアを長時間着せ続けると、かえって血行が悪くなったり、お腹を冷やしてしまったりすることがあります。特に、心臓に持病のある子は急激な温度変化に注意が必要です。

ドッグランでは、15〜20分に一度は日陰で休憩させ、ウェアを一旦脱がせて体の熱を逃がす時間を作りましょう。耳や足先を触って、冷たくなりすぎていないか定期的にチェックすることも忘れないでください。

💡 この記事のまとめ

適切なクールウェアを選び、正しい知識を持って使うことで、シニア犬や持病のある子も、安全にドッグランを楽しむことができます。

何よりも大切なのは、愛犬の様子を常に気遣う飼い主さんの優しい眼差しです。不安な点があれば、かかりつけの獣医師に相談した上で、愛犬に最適な夏の過ごし方を見つけてあげてください。

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