UZUZ Magazine #1268
犬見知りでも大丈夫!ロングリードで作る、ドッグランでの上手なご挨拶
「うちの子、他のワンちゃんに会うと固まってしまう」「嬉しすぎて、いきなり飛びかかっていかないか心配…」愛犬の社交性に関する悩みは尽きませんよね。
ドッグランは社会性を育む絶好の機会ですが、無理は禁物です。
ロングリードを上手に使えば、愛犬のペースを守りながら、他の犬とのポジティブな「はじめまして」をサポートすることができます。
Point 01
急がば回れ。最初の挨拶こそロングリードでコントロール
犬同士の挨拶には、彼らなりの作法があります。いきなり正面から近づかれるのは、犬にとってはプレッシャーです。
ロングリードを使うことで、飼い主が間に入って距離を調整し、愛犬が安心して相手を観察する時間を作ってあげることができます。
この「最初の数秒」をコントロールすることが、成功の鍵です。
Point 02
ポジティブな出会いを演出!ご挨拶3ステップガイド
ポジティブな第一印象は、飼い主さんが作ってあげましょう。
ステップ1:まず、相手の飼い主さんに「ご挨拶させてもいいですか?」と声をかけます。これは必須のマナーです。
ステップ2:OKなら、リードを少し緩め、犬がお互いの匂いを嗅げるようにします。この時、リードはピンと張らず、U字にたるませるのがポイント。
ステップ3:どちらかが興奮したり、嫌がるそぶりを見せたら、すぐに「またね」と優しく声をかけ、その場を離れましょう。無理強いは禁物です。
Point 03
愛犬の「もういいよ」のサイン、見逃さないで
犬は言葉の代わりに体で気持ちを伝えます。「カーミングシグナル」と呼ばれる、ストレスや不安を感じた時に見せるサインを知っておきましょう。
例えば、あくびをする、体をかく、鼻をなめる、そっぽを向くなどです。
これらのサインが見られたら、「少し休憩しようか」の合図。ロングリードでそっと誘導し、落ち着ける場所に移動してあげてください。
💡 この記事のまとめ
ロングリードは、ドッグランという社交の場で、愛犬の心を守るための「通訳機」であり「ボディガード」です。
飼い主さんが適切にサポートすることで、犬見知りな子も少しずつ自信をつけ、犬と挨拶する楽しさを学んでいけるはずです。
焦らず、一歩一歩、愛犬のペースで社会性を育んでいきましょう。
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