UZUZ Magazine #1323
ブラシ嫌いの愛犬も安心!ドッグラン後のブラッシングを好きにさせる心理的アプローチ
「ドッグランから帰ると、ブラシを見ただけで愛犬が逃げてしまう…」そんな経験はありませんか?楽しいはずのドッグランの思い出が、後のブラッシングで台無しになってしまうのは悲しいですよね。
この記事では、力ずくではなく、愛犬の気持ちに寄り添う心理的なアプローチで、ブラッシング嫌いを克服する方法をステップごとに解説します。もう、愛犬とのブラシ時間を戦いの時間にするのはやめにしましょう。
Point 01
ステップ1:ブラシへの「嫌な記憶」をリセットする
多くの犬は、過去に毛を引っ張られた痛みや、無理やり押さえつけられた恐怖からブラシを嫌いになります。まずは、そのネガティブなイメージを払拭することが第一歩です。
ドッグランから帰った後、すぐにブラシを見せるのではなく、まずはリラックスさせましょう。そして、おやつをあげながら、ブラシをただ近くに置いてみることから始めます。ブラシに近づいたり、匂いを嗅いだりしたら褒めてあげる。これを繰り返し、「ブラシは怖くない、良いことがあるもの」と再認識させます。
Point 02
ステップ2:「触れる=気持ちいい」を教える
ブラシの存在に慣れてきたら、次はいよいよ体に触れてみます。しかし、いきなり毛をとかすのではありません。ブラシの背中側や柄の部分を使って、愛犬が撫でられて喜ぶ首周りや背中を優しくマッサージしてあげましょう。
ここでの目的は、ブラシという物体が体に触れる感覚に慣れてもらうことです。「ブラシが体に触れると気持ちいい」という経験を積ませることで、ブラッシングへの抵抗感を徐々に和らげていきます。
Point 03
ステップ3:一瞬だけとかして、すぐにやめる
いよいよブラシの毛先を使いますが、ここでも焦りは禁物です。毛が絡まっていない、背中などの簡単な部分を「サッ」と一回だけとかし、すぐにやめて、たくさん褒めて特別なおやつをあげましょう。
ポイントは、犬が「え、もう終わり?」と思うくらいの短時間で切り上げることです。「嫌だな」と感じる前に終わらせることで、「ブラッシングは痛くないし、すぐに終わってご褒美がもらえる」という最高の成功体験をさせてあげることができます。これを毎日少しずつ、時間を延ばしていくのです。
💡 この記事のまとめ
ドッグラン後のケアは必須ですが、それが愛犬との関係を悪化させる原因になっては本末転倒です。焦らず、愛犬のペースに合わせて、ブラッシングを信頼を深めるための特別なコミュニケーションの時間に変えていきましょう。
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