UZUZ Magazine #1373
ドッグランで吠える・興奮しすぎる子に。折りたたみ椅子で作る「魔法の休憩所」
「うちの子、ドッグランに行くと興奮しすぎて、他の犬を追いかけ回したり、吠え続けたりしてしまう…」そんなお悩みはありませんか?
楽しいはずのドッグランが、周りの目も気になってヒヤヒヤする時間になってしまうのは辛いですよね。実はその問題、いつもの「折りたたみ椅子」を「魔法の休憩所」に変えることで、解決できるかもしれません。叱らずにできる、ポジティブなクールダウン方法をご紹介します。
Point 01
ステップ1:椅子を「世界一安心できる場所」にしよう
まず、ドッグランに着いたらすぐに愛犬を放すのではなく、リードをつけたまま椅子の周りで過ごします。そして、愛犬が落ち着いていられたら、たくさん褒めて特別なおやつをあげましょう。
これを数回繰り返すことで、愛犬は「この椅子のそばは、リラックスできる良い場所だ」と学習します。遊び始める前に、この「安心の基地」を確立しておくことが最も重要です。
Point 02
ステップ2:興奮のサインを見つけて、早めにクールダウン
愛犬が他の犬を執拗に追いかけ始めたり、尻尾がピンと立ちすぎたり、呼吸が荒くなったりするのは興奮のサインです。このサインが見えたら、興奮がマックスになる前に、優しく名前を呼んで椅子の元へ呼び戻しましょう。
「おいで」と声をかけ、戻ってきたらステップ1のようにたくさん褒めておやつをあげ、リードをつけて少し休憩させます。遊びと休憩のメリハリをつけることで、犬は自分で感情をコントロールすることを学んでいきます。
Point 03
ステップ3:「終わり」も椅子で。楽しい記憶のまま帰ろう
ドッグランから帰る時、遊びの最高潮で無理やりリードをつけていませんか?それは犬にとって「楽しいことが突然終わる」というネガティブな経験になってしまいます。
帰る前にも、椅子のある「魔法の休憩所」に呼び戻し、クールダウンさせてからリードをつけましょう。「楽しかったね」と優しく声をかけながらお水を飲ませ、落ち着いた状態でドッグランを後にすることで、次に来る時もポジティブな気持ちでいられます。
💡 この記事のまとめ
折りたたみ椅子は、ただの荷物ではなく、愛犬の感情をコントロールするための大切なトレーニングツールです。
興奮しすぎるのは、決して悪いことではありません。エネルギーの上手な発散方法を、飼い主さんが教えてあげれば良いのです。この「魔法の休憩所」を使って、愛犬もあなたも、心からリラックスできるドッグランの時間を手に入れてください。
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