お留守番中の寒さ対策、どうしてる？「室内用防寒着」という新しい選択肢

エアコンやヒーターをつけっぱなしで外出するのは、経済的な負担だけでなく、空気が乾燥して犬の呼吸器に影響を与えたり、低温やけどや脱水症状を引き起こしたりするリスクも伴います。
一方で、暖房を切った冬の室内、特にフローリングの床付近は、大人が思う以上に温度が低いものです。
愛犬が寒さを我慢しながら、あなたの帰りをじっと待っているとしたら…。そんな状況を避けるための優しい解決策が必要です。

室内用の防寒着は、お散歩用とは選び方の基準が異なります。第一に「優れた通気性」。暖房が効いた部屋で暑くなりすぎないよう、熱がこもらない素材を選びましょう。第二に「高い伸縮性」。寝たり起きたり、自由に動けるよう、体を締め付けないストレッチ素材が理想です。
そして第三に「安全性」。ボタンや装飾など、誤飲の危険があるパーツがついていない、シンプルなデザインを選びましょう。
デメリットとして、屋外ほどの保温性はないため、あくまで室内での補助的な役割と考えるのが良いでしょう。

いくら快適な室内着でも、24時間着せっぱなしにするのは避けましょう。長時間着用していると、毛が擦れて毛玉になったり、蒸れて皮膚炎の原因になったりすることがあります。
あなたが帰宅したら、まずは服を脱がせて体を優しくブラッシングし、皮膚に赤みやかゆみがないかチェックする習慣をつけましょう。
室内着はあくまでお留守番中のサポート役。あなたとのスキンシップの時間が、愛犬にとって何よりの温もりになることを忘れないでください。