
UZUZ Magazine #513
買う前に知ってほしい。犬用ハンディファンのメリットと注意点
手軽に愛犬を涼しくできると人気のハンディファン。
しかし、その手軽さゆえに、見落としがちな注意点があるのも事実です。
「買ってはみたものの、愛犬が怖がって使えない…」「思っていたほどの効果がなかった…」なんてことにならないために、メリットだけでなく、知っておくべきデメリットや注意点を正直にお伝えします。

Point 01
長所:ピンポイントで、いつでもどこでも涼しさを
ハンディファンの最大の魅力は、その携帯性と即効性です。
暑い日の散歩中や、エアコンのない場所でも、必要な時にすぐ愛犬のそばに涼しい風を届けることができます。
クールウェアや冷却マットのように事前の準備もいらず、思い立った時にすぐ使える手軽さは、他の冷却グッズにはない大きなメリットです。

Point 02
短所:音と風への慣れが必要なことも
犬は人間よりも聴覚が鋭く、モーター音や風の音に敏感な子が少なくありません。
いきなり顔の近くで使うと、驚いて怖がってしまう可能性があります。
まずは遠くから、弱い風で、おやつなどを使いながら「これは怖くないものだよ」と教えてあげる時間が必要です。愛犬の性格によっては、慣れるまでに時間がかかる、あるいは全く受け付けないケースもあることを理解しておきましょう。

Point 03
注意点:過信は禁物!熱中症対策の補助として
ハンディファンは、あくまで暑さ対策の「補助」アイテムです。
体温を下げる直接的な効果は限定的で、特に気温が非常に高い日には、熱風を送るだけになってしまうことも。
ハンディファンを使っているからと安心せず、こまめな水分補給、日陰での休憩、日中の散歩を避けるなど、基本的な熱中症対策と必ず組み合わせて使用することが重要です。
💡 この記事のまとめ
犬用ハンディファンは、正しく使えば夏の頼もしい相棒になります。
しかし、その特性と限界を理解し、愛犬の様子をよく観察しながら使うことが何よりも大切です。
メリットとデメリットの両方を知った上で、あなたの愛犬に合った最適な夏の過ごし方を見つけてください。
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