子犬とシニア犬のボール選び、硬さはどうする?優しさと楽しさを両立するヒント

UZUZ Magazine #1004

子犬とシニア犬のボール選び、硬さはどうする?優しさと楽しさを両立するヒント

元気いっぱいの成犬と同じボールで、本当に大丈夫?顎の力や歯がデリケートな子犬やシニア犬には、そのライフステージに合わせた特別な配慮が必要です。
特にボールの「硬さ」選びは、彼らの健康と楽しさに直結する重要なポイント。この記事では、大切な家族である子犬とシニア犬のために、優しさと楽しさを両立するボール選びのヒントをご紹介します。

ビーグルの子犬の大きな足の横に、小さなパステルピンクの柔らかいボールが置かれている写真。

Point 01

子犬期:歯の生え変わりをサポートする「ソフト」な選択

生後3ヶ月から半年頃の子犬は、乳歯から永久歯へと生え変わる大切な時期。この時期は歯茎がむずがゆく、様々なものを噛みたがります。
ここで硬すぎるボールを与えてしまうと、生えかけの永久歯や歯茎を傷つけてしまう恐れがあります。
子犬には、ラテックスや柔らかい天然ゴムのような、ソフトで弾力のある素材のボールを選んであげましょう。噛むことで歯茎がほどよくマッサージされ、歯の生え変わりを健やかにサポートしてくれます。

口元が白いシニアのラブラドールが、水色の柔らかいボールを優しく咥えている穏やかな写真。

Point 02

シニア期:衰え始めた顎の力に寄り添う「ほどよい弾力」

年齢を重ねたシニア犬は、徐々に顎の力が弱まったり、歯がもろくなったりします。若い頃に愛用していた硬いボールでは、遊ぶこと自体が負担になってしまうことも。
シニア犬には、軽くて、少しの力でも咥えやすい、ほどよい弾力のあるボールがおすすめです。
素材は、発泡ゴムやソフトなエラストマーなどが良いでしょう。ボール遊びはシニア犬にとって良い運動になり、心身の健康維持に繋がります。負担の少ないボールで、生涯にわたる遊びの楽しさを提供してあげましょう。

部屋の隅にポツンと置かれ、遊ばれていない様子の硬そうなボール。

Point 03

年齢に合わないボールがもたらす「遊び離れ」のリスク

もし、あなたの子犬やシニア犬がボールに興味を示さないとしたら、それは「遊びが嫌い」なのではなく、「ボールが合っていない」からかもしれません。
硬すぎて噛めない、重すぎて咥えられない、そんなボールは犬にとってただの「楽しくない物体」です。
年齢に合わないボールを使い続けることは、犬が遊びそのものから興味を失ってしまう「遊び離れ」を引き起こす可能性があります。愛犬の年齢や身体の状態を注意深く観察し、定期的にボールを見直すことが大切です。

💡 この記事のまとめ

愛犬のライフステージに合わせたボール選びは、飼い主だからこそできる深い愛情表現の一つです。子犬には成長を助ける優しさを、シニア犬には身体をいたわる思いやりを。ぴったりのボールを選んで、かけがえのない時間をいつまでも楽しく、豊かなものにしていきましょう。

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