UZUZ Magazine #1007
テニスボールは本当に危険?ドッグランで使うボールの素材別メリット・デメリット
ドッグランでよく見かける、テニスボール。手軽で犬も喜ぶけれど、「実は危ない」という話を聞いて不安になったことはありませんか?
丈夫そうに見えるおもちゃでも、素材によっては思わぬ危険が潜んでいることも。
この記事では、ドッグランでの使用を想定し、様々な素材のボールの長所と短所を客観的に比較・解説します。愛犬の遊び方や噛む力に最適な、最高のボールを見つけるお手伝いができれば幸いです。
Point 01
【要注意】テニスボールが推奨されない理由
テニスボールは犬用おもちゃではありません。第一の問題は、表面のフェルトです。このザラザラした化学繊維は、ヤスリのように犬の歯(エナメル質)を削ってしまう恐れがあります。
さらに、強い力で噛むとボールが割れ、ゴムの破片を飲み込んでしまうリスクも。また、唾液を吸って重くなったボールが喉に詰まる事故も報告されています。
Point 02
天然ゴム・シリコン製ボールの長所と短所
長所は、なんといってもその耐久性と弾力性です。犬が噛んでも壊れにくく、不規則なバウンドが犬の狩猟本能を刺激します。
水に浮くタイプも多く、様々なシーンで活躍するでしょう。
短所としては、ゴム特有の匂いを嫌がる犬がいることや、安価な製品には有害な化学物質が含まれている可能性も否定できません。信頼できるメーカーの製品を選ぶことが重要です。
Point 03
布・ロープ製ボールの長所と短所
布やロープでできたボールは、軽くて歯に優しいのが最大のメリットです。子犬や噛む力が弱い犬、室内での遊びにも向いています。
飼い主との引っ張りっこ遊びにも使いやすく、コミュニケーションを深めるのに役立ちます。
しかし、耐久性は低く、破壊癖のある犬は布や糸を噛みちぎって飲み込んでしまう危険性が高いです。遊ぶ際は必ず飼い主が監督し、ほつれが見られたらすぐに使用を中止しましょう。
💡 この記事のまとめ
「どの素材が良い」と一概に言うことはできません。大切なのは、愛犬の性格、年齢、噛む強さ、そして遊びのスタイルを観察し、最適なものを選ぶことです。
テニスボールでの遊びは避け、犬用に設計された安全なボールを選びましょう。
この記事を参考に、ぜひ愛犬にぴったりの「最高の相棒」を見つけてあげてください。
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