UZUZ Magazine #1133
【専門家が警告】ドッグランで使う前に!犬に危険なウェットティッシュ成分ワースト3
愛犬の体を拭くウェットティッシュ、その成分表示をじっくり見たことはありますか?
よかれと思って使っている製品に、実は愛犬の皮膚に負担をかける成分が含まれているかもしれません。
この記事では、ドッグトレーナーの視点から、特に避けるべき危険な成分とその理由を解説します。
Point 01
【危険度:大】プロピレングリコール(PG)
プロピレングリコール(PG)は、保湿剤や防腐剤として多くの製品に使われている化学物質です。しかし、犬にとっては皮膚への刺激が強く、アレルギー反応や皮膚炎を引き起こす可能性があります。
**【ポジティブな解決策】**
成分表示に「PG」「プロピレングリコール」と書かれている製品は避けましょう。代わりに、植物由来の「グリセリン」や「BG(ブチレングリコール)」が配合されたものを選ぶと安心です。
Point 02
【危険度:中】アルコール(エタノール)
人間用の除菌ウェットティッシュに多く含まれるアルコール(エタノール)。高い殺菌効果がありますが、犬の皮膚にとっては刺激が強く、必要な皮脂まで奪ってしまい、乾燥や痒みの原因になります。
また、拭いた場所を犬が舐めてしまうと、体調不良につながる恐れも。ドッグランで興奮している犬は、体を舐めることも多いため特に注意が必要です。
**【ポジティブな解決策】**
パッケージに「ノンアルコール」「アルコールフリー」と明記されている製品を選びましょう。除菌効果が欲しい場合は、銀イオンやグレープフルーツ種子エキスなど、ペットに安全な天然由来の除菌成分が配合されたものがおすすめです。
Point 03
【危険度:小】合成香料
フローラル系やシャボン系の香りがついたウェットティッシュは、飼い主さんにとっては心地よいかもしれません。しかし、人間の何万倍も嗅覚が鋭い犬にとっては、強すぎる香りは大きなストレスになります。
さらに、合成香料はアレルギーの原因となることも報告されています。
**【ポジティブな解決策】**
愛犬に使うものは、必ず「無香料」のものを選びましょう。これはウェットティッシュだけでなく、シャンプーやケア用品全般に言える大切なポイントです。素材本来の匂いだけがする、シンプルな製品が一番です。
💡 この記事のまとめ
ウェットティッシュは、愛犬の体を清潔に保つ便利なツールですが、一歩間違えれば健康を害する可能性もあります。
成分表示をしっかり確認するひと手間が、愛犬の皮膚と健康を守ります。安全な製品を選んで、ドッグランを心置きなく楽しんでください。
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