
UZUZ Magazine #68
「うちの子、破壊王かも…」もう壊されない!丈夫な犬用おもちゃの賢い選び方
新しいおもちゃを与えた数分後には、無残な姿に…。そんな「破壊王」な愛犬の飼い主さん、ため息をついていませんか?
おもちゃ代がかさむだけでなく、「破片を飲み込んでしまったら…」という安全面での心配は尽きませんよね。
この記事では、有り余るパワーを持つ愛犬も大満足させ、かつ安全に長く遊べる「本当に丈夫なおもちゃ」を見抜くためのポイントを、素材の視点から徹底解説します。

Point 01
なぜ、うちの子はすぐにおもちゃを壊してしまうの?
犬がおもちゃを壊すのは、単なるいたずらではありません。それは、彼らが持つ「噛む」という強い本能を満たそうとする自然な行動です。
特に、有り余るエネルギーを持つ若い犬や、狩猟犬の血を引く犬種は、顎の力が強く、生半可な作りのおもちゃではその欲求を満たしきれません。
つまり、問題はおもちゃを壊す愛犬にあるのではなく、そのエネルギーレベルに見合っていないおもちゃを選んでしまっていることにあるのです。

Point 02
素材が9割!耐久性を左右する「三銃士」と注意点
丈夫なおもちゃ選びの鍵は、素材にあります。注目すべきは「天然ゴム」「硬質ナイロン」「高密度コットンロープ」の三銃士です。
天然ゴムは弾力性に富み、犬の歯を傷つけにくいのが長所。一方、硬質ナイロンは非常に硬く、最強クラスの耐久性を誇りますが、硬すぎて歯が欠けるリスクもゼロではありません。
コットンロープは、引っ張り合いっこには最適ですが、遊び方によっては繊維を飲み込んでしまう短所も。愛犬の噛み方の癖に合わせて選ぶことが重要です。

Point 03
安全は細部に宿る。最終チェックポイント
優れた素材を選んでも、作りが甘ければ意味がありません。購入前には、必ず細部をチェックしましょう。
避けるべきは、プラスチックの目や鼻、鈴など、簡単に取れてしまう小さなパーツがついたものです。これらは誤飲の最大の原因になります。
理想は、継ぎ目のない一体成型のデザイン。シンプルで、凹凸が少なく、洗いやすいものを選ぶことも、衛生的に長く使い続けるための秘訣です。
💡 この記事のまとめ
「破壊王」な愛犬とのおもちゃ選びは、まるでスポーツ用品を選ぶかのよう。愛犬というアスリートのパワーと情熱に応えられる、高機能で安全なギア(おもちゃ)を見つけてあげる必要があります。
素材と構造という2つの視点を持てば、もうおもちゃ選びに失敗はありません。
愛犬が心ゆくまで本能を発散できる、最高のパートナーとなるおもちゃを、ぜひ見つけてあげてください。
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