「こんにちは」が怖いビビり犬へ。ドッグランで無理させない”挨拶しつけ”の3ステップ

UZUZ Magazine #728

「こんにちは」が怖いビビり犬へ。ドッグランで無理させない”挨拶しつけ”の3ステップ

他の犬がグイグイ来ると、愛犬が逃げたり吠えたりしてヒヤヒヤ…。
犬同士の挨拶は社会化のために重要だと分かっていても、どうすればいいか悩みますよね。
実は、無理に挨拶させる必要はありません。この記事では、ビビりな愛犬が自分のペースで他の犬と関われるようになる、3ステップのしつけ術をご紹介します。

パステル調の公園で、飼い主の足元に落ち着いて座り、遠くにぼんやりと見える他の犬を静かに見つめている犬。

Point 01

ステップ1:距離が大切!「見るだけ」から始める観察トレーニング

まずはドッグランの隅など、他の犬と十分な距離が取れる場所に行きましょう。
そして、愛犬が他の犬を見ていることに気づいたら、すかさず「いいね」と褒めておやつをあげます。
これを繰り返すことで、「他の犬を見る=良いことがある」と学習し、恐怖心や警戒心が薄れていきます。
相手の犬が視界から消えたら、おやつをあげるのをやめるのがポイントです。

パステルカラーの小道を歩く犬の足元のクローズアップ。背景には、同じ方向に歩く別の犬の足がぼんやりと写っている。

Point 02

ステップ2:「すれ違い」で慣らす。リードを使った並行ウォーク

次のステップは、他の飼い主さんに協力してもらい、お互いの犬が直接接触しない距離を保ちながら同じ方向に歩く「並行ウォーク」です。
これはドッグランに入る前や、比較的空いている時間帯に行うのがおすすめです。
お互いを追いかける形にならないため、犬はプレッシャーを感じにくく、相手の存在を自然に受け入れることができます。

パステルカラーの柔らかい光の中、犬がリラックスした表情で舌なめずりをしている様子のクローズアップ。

Point 03

ステップ3:挨拶のGOサインは「カーミングシグナル」で判断

愛犬が相手の犬を見て、あくびをしたり、地面の匂いを嗅いだり、体をブルブルと震わせたりしたら、それはリラックスしようとしているサイン(カーミングシグナル)です。
相手の犬も同様に落ち着いていれば、短い時間だけ挨拶をさせてみても良いでしょう。
ただし、少しでも尻尾が下がったり、体がこわばったりしたら、すぐに「バイバイ」と優しく引き離してあげてください。

💡 この記事のまとめ

犬の挨拶は、人間のようにお辞儀や握手をするわけではありません。
ただ同じ空間にいるだけでも、彼らなりのコミュニケーションは成立しています。
飼い主さんは焦らず、愛犬の小さな「大丈夫」のサインを信じて、ゆっくりとステップアップしていきましょう。

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