UZUZ Magazine #924
パテラと診断された愛犬とドッグランへ。飼い主ができる安全配慮ガイド
獣医師から愛犬のパテラについて説明を受けた日、「もうドッグランには連れて行けないの?」とショックを受けた飼い主さんもいらっしゃるかもしれません。でも、諦めるのはまだ早いかもしれません。適切な配慮と準備をすれば、パテラと付き合いながらドッグランを楽しむことも可能です。この記事では、愛犬の膝を守りながら安全にドッグランを利用するための具体的な注意点と、日々のケアについて解説します。
Point 01
行く前にチェック!ドッグランの環境選び
まず大切なのは、ドッグランの環境です。硬いコンクリートやデコボコした地面は、膝への衝撃が大きくなります。
なるべく、衝撃を吸収してくれる平坦な芝生や、ウッドチップが敷かれたドッグランを選びましょう。また、広すぎると犬がハイスピードで走り続けてしまいがちなので、適度な広さで目の届く範囲の施設が安心です。
Point 02
ドッグランでの「5つの約束」
ドッグランに着いてからも、いくつか気をつけたいポイントがあります。
①長時間の滞在は避ける(15〜30分程度を目安に)、②激しいアップダウンやジャンプはさせない、③他の犬との相性をよく観察し、無理な追いかけっこは止める、④遊ぶ前後に軽いウォーミングアップとクールダウンを取り入れる、⑤少しでも足を気にする素振りを見せたらすぐに中断する。これらを守るだけでも、リスクは大きく減らせます。
Point 03
遊びと合わせて考えたい、栄養面でのサポート
運動による関節への負担を考えたとき、日々の栄養管理も重要になります。
関節の健康維持に役立つとされる成分を含むサプリメントを、食事の補助として活用するのも一つの方法です。運動後のケアとしてだけでなく、日常的に関節を構成する栄養素を補給することで、健やかな体を内側からサポートすることが期待できます。
💡 この記事のまとめ
パテラだからといって、愛犬との楽しみをすべて諦める必要はありません。環境を選び、遊び方を工夫し、日々のケアを丁寧に行うことで、愛犬のQOL(生活の質)を維持することは可能です。ドッグランの利用については、必ず事前に獣医師の許可を得てください。症状の改善や治療については、必ずお近くの獣医師にご相談ください。
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