UZUZ Magazine #999
投げたボールはどこへ?ドッグランで「持ってこい」を成功させる3ステップ
ドッグランで楽しそうにボールを投げるも、愛犬はあらぬ方向へ…。
持ってきてくれるどころか、途中でどこかへ行ってしまったり。そんなちょっぴり切ない「持ってこい」遊びを、もっと楽しく成功させるためのポジティブなトレーニング方法をご紹介します。
Point 01
なぜ持ってこない?考えられる3つの理由
愛犬がボールを持ってこないのには、いくつか理由が考えられます。
1. **ルールがわからない**: 「投げる→追いかける」は分かっても「飼い主の元へ戻す」というルールを理解していない。
2. **他の刺激が強い**: ドッグランには他の犬や匂いなど、ボールより魅力的なものがたくさんある。
3. **取られたくない**: 持って行ったら取られてしまう、と思っている。
Point 02
ステップ1:短い距離から「楽しい!」をインプット
まずはドッグランの隅など、静かな場所で練習します。遠くに投げるのではなく、1〜2メートル先にそっと転がしてあげましょう。
愛犬がボールを口にしたら、「上手!」とたくさん褒めて、飼い主さんの方へ体を動かし、後ずさりしながら呼びます。
愛犬が自分の方へ来たら、たくさん褒めてあげましょう。これを繰り返して成功体験を積ませます。
Point 03
ステップ2:ご褒美で「持ってくると良いことがある」を学習
愛犬がボールを持って飼い主さんの元へ戻ってきたら、とっておきのおやつと交換してあげます。
この時、無理やりボールを奪うのではなく、愛犬が自ら放すのを待ちましょう。
「ボールを持っていくと、大好きなおやつがもらえる!」という嬉しい経験をさせることで、「持ってこい」が犬にとって大好きなゲームに変わっていきます。
💡 この記事のまとめ
「持ってこい」は、飼い主と愛犬の信頼関係を深める素晴らしいコミュニケーションです。
他の子と比べる必要はありません。愛犬のペースに合わせて、楽しみながら少しずつステップアップしていきましょう。
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